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公称の仕様上では『iPhone 13』シリーズと同じA15 Bionicプロセッサを搭載している『iPad mini』ですが、同デバイスではA15の性能が低く抑えられていることが報告されています。
『iPad mini』のA15 Bionicはダウンクロックされているとリーク
Apple専門の米メディア『MacRumors』の調査によると、『iPhone 13』と新しい『iPad mini』のベンチマークの結果、『iPhone 13』の全モデルのA15 Bionicは3.2GHz駆動であるのに対し、『iPad mini』では2.9GHzにダウンクロックされていることが判明したとのこと。
『iPad mini』のパフォーマンスはこのダウンクロックにより、『iPhone 13』シリーズと比較して2〜8%低下しているようです。同メディアによると、Geekbench 5の結果は、新しい『iPad mini』のシングルコアとマルチコアの平均スコアが約1,595点と約4,540点であるのに対し、『iPhone 13 Pro』の平均スコアは約1,730点と約4,660点でした。
なお、『MacRumors』がこのベンチマークをGeekbench創始者であるジョン・プール氏に確認したところ、クロック速度が2.9GHzであることも含めて、その結果は正当なものであると思われると述べていたとのことです。
ただしテック系メディア『9to5Mac』は、このパフォーマンス低下がユーザーに与える影響はほとんどないと考えているようです。『MacRumors』も、Appleが『iPad mini』に搭載されているA15チップをダウンクロックした理由は不明、とした上で「ほとんどのユーザーはこのデバイスを使ってパフォーマンスが問題になることはないだろう」としています。
海外掲示板Redditでは、この理由について、3.2GHzまでクロックアップできなかったものが『iPad mini』向けに転用されているのではないかという意見が主流となっています。