Appleが開発中のAR/VRヘッドセットは、機能を全て使うためには『iPhone』などの他のApple製品とワイヤレス接続する必要があると報告されています。
Source:MacRumors,9to5Mac,Antonio De Rosa
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AppleのAR/VRヘッドセットのチップセットから詳細が判明
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テック系メディア『MacRumors』が報道した『The Infomation』からのレポートによれば、Appleは最近、AR/VRヘッドセットに使用される5nmチップセットの設計を完了させており、詳細はそこから判明したとのことです。
このチップは、Appleの『Mac』シリーズや『iPhone』などに使用されているチップほど強力ではなく、AIや機械学習機能のためのニューラルエンジンを搭載していません。このチップは、無線によるデータ伝送、動画の圧縮・解凍、バッテリー寿命を最大限に延ばすための電力効率などを最適化した設計となっているそうです。
ここから分かる通り、AppleのAR/VRヘッドセットは基本的にiOSデバイスなどと連動するように設計されているようです。ただしヘッドセットにはCPUとGPUも搭載されているため、機能が限定されたスタンドアロンモードが搭載される可能性もあるとのこと。
ヘッドセットに搭載されるチップはTSMCが製造しており、量産化は少なくとも1年後とのこと。最初のAR/VRヘッドセットは、早ければ2022年に発売される可能性がありますが、デバイスに関する作業が間に合わない場合は、発売が延期される可能性もあると予測されています。
さらに同レポートでは、Appleはこのヘッドセットに続いて、より洗練されたARグラスも計画しており、こちらは早ければ2023年に登場する可能性があると報告されています。
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『9to5Mac』はこれについて、先日『Bloomberg』が「ティム・クックはもうひとつの大きな製品のためにAppleにいることを望んでいる」と報じていたことから、このAR/VRヘッドセットは少なくとも今後5年以内に発表されるかもしれない、と予測しています。