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Appleは20年前から、『EarPods』や『AirPods』などたくさんのイヤホンを作り出しています。しかし、これらは全て「白一色」でした。
なぜAppleは、iPhoneやiMacはカラフルにするのに、イヤホンはカラフルにしないのでしょうか?これについて、Appleを説明するYouTubeチャンネル、Apple Explainedが解説しています。
Source:Apple Explained
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いわずもがな、Appleにとってデザインとブランドのアイデンティティは非常に重要で「自分たちの製品が、ひと目で分かるものであって欲しい」と考えています。以前『MacBook』シリーズの背面に光るロゴが採用されていたのもそのためです。
しかし、2001年に発売された『iPod』ではここに問題が発生しました。『MacBook』のように目立つ場所に置くのではなく、ポケットの中に入れておく小型の携帯端末だったからです。
そこでAppleが目を付けたのが、つねに外側に出ているイヤホンです。しかし、イヤホンは小さすぎてAppleのロゴなどを入れることはできません。そのためAppleは、イヤホンの「色」に着目しました。
当時、CDプレーヤーやウォークマンに付属しているヘッドホンは、ほとんどが黒でした。そこで、アップルは全く逆の発想をしました。iPodに合わせた真っ白なイヤホンを作ったのです。
Appleは、このデザインを強調するシルエットの広告キャンペーンを展開し、『iPod』本体よりも白いイヤホンを全面に押し出しました。その後、『iPod』は世界で最も売れた音楽プレーヤーとなり、白いイヤホンは『iPod』の代名詞になります。
2004年にAppleは、『iPod』のカラーバリエーションを展開するという決断をします。もちろん中には、iPodに合わせてカラフルなイヤホンを作るのではないかと期待する人もいました。しかし、Appleは『iPod』であることが一目で分かる白いイヤホンを提供し続けました。
このアプローチは現在も続いています。現に『iPod Touch』がさまざまな色で提供されているにもかかわらず、すべての製品に白い『EarPods』が付属しています。『AirPods』は2世代にわたって発売され、『AirPods Pro』モデルも登場しましたが、Appleはこれらを白一色で提供し続けています。
しかし、Apple初のワイヤレスヘッドホン『AirPods Max』と24インチM1『iMac』のリリースにより、Appleがようやく方針を変えた可能性があります。『AirPods Max』は5色、M1『iMac』は7色ものカラーバリエーションが登場しました。
ただし重要なのはここではなく、Appleが『iMac』のアクセサリーにとったアプローチです。そう、AppleはM1『iMac』は、デバイスに色を合わせたケーブルを同梱したのです。
Apple Explainedはこれが「このアプローチは、EarPodsの次のモデル、そしてAppleのAirPodsシリーズ全体に受け継がれていく可能性がある」といいます。20年の時を経て、Appleからついにカラフルなイヤホンが発売されるのかもしれません。
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