近々発表されると予想されている、新型「iPad mini(第6世代)」のダミーユニットがリークされました。今回のリーク情報からはiPadシリーズだけでなく、Appleの製品ラインナップ全体に関する思惑を感じられます。
* Source:@SonnyDickson via:appleinsider
2021年モデルの新型iPad miniは”ベゼル有り”説が有力
今回のリークはSonny Dickson氏(@SonnyDickson)によるツイートで、投稿された写真には新型iPad miniとiPad Proとされるダミーユニットが写っています。
Refreshed iPad Pros and iPad Mini dummies. Triple Camera array on the pros. Central camera up top on iPad mini; slightly thicker. Hard to tell and different in screen size. pic.twitter.com/5Luizv1T2r
— Sonny Dickson (@SonnyDickson) April 8, 2021
注目してほしいのが、1枚目の写真の左端に写っているiPad miniのディスプレイ。ベゼルが大きく取られているのがはっきりと分かり、旧モデルからのデザインを踏襲することで部品などの使い回しができるようにしていることが推測されます。
背面側もiPad miniはほとんど変更がありません。なお、Sonny Dickson氏によれば、新型iPad miniは若干厚みがましているといった若干の違いはあったそうです。
今回のリーク情報からは「iPad miniは廉価版(価格を抑えたモデル)に徹する」というAppleの思惑が明確に感じられます。スティーブ・ジョブズ時代のAppleは「1製品1モデル」志向が強く、売れ筋のiPhoneですら長らく1サイズ展開でした。
一方、対照的にティム・クック時代のAppleは製品の多様化、多サイズ化を推し進めています。iPad miniに関しても例外ではなく、製品名にSEが着くiPhone や Apple Watchと同様にminiというネーミングは「買いやすい値段のエントリーモデル」という役割を担っていくのでしょう。