ドラマ『半沢直樹』で『iPhone』の標準機能「AirDrop」が話題です。
「AirDrop(エアドロップ)」とは?
TBSテレビの人気ドラマ『半沢直樹』の9月20日放送回で、大和田元常務の『iPhone』内にある資料を、半沢直樹が「AirDrop」で勝手に送信したことが話題を呼んでいます。
この記事では「AirDrop」機能について解説します。
「AirDrop」は写真やファイルなどを近くの『iPhone』に送る機能
「AirDrop」とは、写真やメモ帳、音声などのファイルを近くにある『iPhone(Apple製デバイス)』に送る標準機能です。
相手の電話番号やメールアドレスを知らなくても送信できるため、近くの人と写真を共有したいときなどに便利です。
そのため、この機能を知らないままだと勝手にファイルを送信されてしまう恐れがあります。
話題となった「AirDrop痴漢」
「AirDrop」については以前、「AirDrop痴漢」が話題となりました。
「AirDrop痴漢」は「AirDrop」で写真を送信すると、ファイルを受信を許可した『iPhone』の画面に写真が表示されてしまう流れを悪用したものです。
これを利用して、女性の名前の『iPhone』にわいせつな写真を送りつける「AirDrop痴漢」被害が起きました(なお、過去は受信を許可しなくても写真が自動的に表示されていました。この問題はiOSのアップデートで修正されています)。
「AirDrop」による被害を防ぐには?
「AirDrop痴漢」のような被害を防ぐには、『設定』アプリから【一般】→【AirDrop】へと進み、
設定を【受信しない】か【連絡先のみ】に設定しましょう。
これにより「AirDrop」によるファイル受信を完全に防ぐ、もしくは連絡先に登録している人だけからファイルを受け取れるようにできます。
ほかの方法も → 【2019最新版】AirDropをオフにする方法
大和田元常務のパターンも防げる
ただ、これは受け取る方の防御法です。
大和田元常務のようにパスワードロックを解除した『iPhone』を相手に渡してしまった場合、その端末から「AirDrop」でファイルを送信されてしまいます。
この送信を防ぐには、『設定』アプリから【スクリーンタイム】→【コンテンツとプライバシーの制限】にいき、
【コンテンツとプライバシーの制限】をオンにしたあと
【許可されたApp】→【AirDrop】をオフにすることで送信そのものも防げます。
ただしこのままだと【スクリーンタイム】からまたオンにされてしまう恐れがあるため、【スクリーンタイム・パスコード】の設定も忘れずに行いましょう。
まあそもそも争っている人に自分の『iPhone』を渡さないようにしてください。
※画像は「TBSテレビ」より