9月15日、午前10時。ソニーがミラーレスカメラ「α7C」(ILCE-7C)を発表しました。
以前から噂されていた、ソニーのフルサイズミラーレスα7シリーズの新モデルの登場です。
今回は、発表動画の内容をまとめて振り返っていきたいと思います!
公式発表の詳細はこちら→ YouTube Sony (Japan)
世界最小・最軽量のフルサイズミラーレス「α7C」
ソニーのフルサイズミラーレスα7シリーズ。その新モデルとして今回、「α7C」が発表されました。
今作のコンセプトは、コンパクトであること。世界最小・最軽量のフルサイズミラーレスだそうです。
性能面は、35mmフルサイズExmor R CMOSセンサー搭載、有効画素数約2420万画素、最大常用ISO感度51200、5.0段ボディ内5軸手振れ補正を搭載。
瞳AFは、左右瞳選択可の人物瞳AF(静止画・動画)と、動物(静止画)と、αシリーズのAFの強さを引き継いでいるようです。
詳しくは公式ページを併せてご確認ください。
公式ページはこちら→ Sony α7C
C=小型・軽量(Compact)
スピードのα9、解像(Resolution)のα7R、高感度(Sensitivity)α7S、そしてスタンダード機のα7。今回の「α7C」のボディデザインは、APS-Cセンサーを搭載するα6000シリーズに近いものとなっています。今までのシリーズとは異なり、EVFが中央ではなく、左端についているのです。
外形寸法は124×71.1×59.7で、質量は約509g(バッテリー・記録メディア含)。α7ⅲのサイズ・質量(126.9×95.6×73.3、約650g)と比べ、その質量を78%(体積は81%)に軽量・小型化することに成功しています。
フルサイズ機の撮影性能を小型・軽量なボディに凝縮。これによりモデル名にあるC=小型・軽量(Compact)を成すことができました。
動画用カメラ、波が来てます。
ボディは小型・軽量化していますが、映像エンジンや手振れ補正、瞳AFなど、撮影性能はα7ⅲとほぼ同等になっています。
4Kによる撮影はもちろん、フルHDでは120pのスローモーション撮影にも対応。ショットガンマイク「ECM-B1M」やワイヤレスリモコン機能を搭載したグリップ「GP-VPT2BT」にも対応し、バリアングルモニターとともにVlog撮影にもバッチリです。
バリアングル搭載で、今までの「自撮りができない」という難点も克服。プロ仕様の動画撮影カメラに仕上がりました。欲を言えばダブルスロットが欲しかったところですが、サイズとの兼ね合いか残念です……
また、動画撮影時の縦位置記録に新たに対応。スマートフォン等への表示・配信での使いやすさが向上しているとしています。スマートフォンでの配信や投稿が主な世代には、縦録画は嬉しい機能です。
また、Imaging Edge WebcamによるWebカメラ使用にも対応。今後のテレワーク標準時代にも目が向けられていますね。
「FE 28-60mm F4-5.6」
小型軽量ボディにあわせて、小型の標準ズームレンズも発表しました。
こちらも「α7C」と同様、世界最小・最軽量のフルサイズ用標準ズームレンズとなっていて、外形寸法45×66.6mm、重量167g。リトラクタブル機構(沈胴式)を採用し、収納時の薄型化を実現しています!
「α7C」のキットレンズで、単体での希望小売価格は税別6万円。発売は2021年春の予定です。
「HVL-F28RM」
最後に、αシステムに最適な高性能フラッシュ「HVL-F28RM」が発表されました。小型で携行性に優れた外部ストロボは、多彩な撮影を可能にしてくれます。
発売は2020年12月11日で、希望小売価格は税別27,170円です。
まとめ
今回は、本日発表されたソニーの世界最小・最軽量フルサイズミラーレスカメラ「α7C」の情報をまとめてみました。昨今の動画撮影向けカメラに引けを取らない、さすがはソニー!、と感じたカメラでした。
「α7C」の発売日は2020年10月23日で、価格はオープン。店頭予想価格はボディ単体が税別21万円前後、レンズキットは税別24万円前後とされています。カラーはシルバーとブラックの2色展開です。
気になった方は是非詳細もチェックしてみてくださいね!
「α7C」の詳細はこちら→
YouTube Sony (Japan)
Sony α7C
Sony α7C Special Contents
(文:一之瀬しの。)ブリ
(編集:momozow)
画像はYouTube Sony (Japan)より