外出先でスマートフォンを使用していると、バッテリー持ちが心配。そんな時に便利なのがモバイルバッテリーです。モバイルバッテリーには様々な種類があり、バッテリーの容量や重量など使い勝手に関わる点も多くありますよね。
今回は、スマホだけでなくタブレットも同時に充電したいという時や、友人とバッテリーを共有したいという際にも便利な、充電ポートが2つ以上あるモバイルバッテリーに絞って紹介!モバイルバッテリーを選ぶポイントも一緒にご紹介いたします!
モバイルバッテリー選びのポイント
出典:Anker
モバイルバッテリーを選ぶ時に見るべきポイントは大きく分けて3つ。バッテリーの容量、充電速度、出力ポート数です。それぞれ自分の用途にあった物を選ぶと、便利で快適に使用できます。
この項目ではそれぞれの要素を具体的に解説し、モバイルバッテリー選びの基礎知識を伝授します!
バッテリーの容量
モバイルバッテリーの容量は「mAh」という単位で表され、「ミリアンペアアワー」と読まれます。モバイルバッテリーは商品名の部分に容量の記載があるので、見たことのあるという方も多いはず。
6000mAhや8000mAhなど様々な容量のモバイルバッテリーが発売されていますが、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。ポイントは使用している端末のバッテリー容量を確認しましょう。
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充電できる容量に注意!
モバイルバッテリーは充電する際に電力のロスが生じてしまい、容量の約6割ほどしか実際には充電できません。その為、充電したい端末の2倍ほど容量を持ったモバイルバッテリーを選ぶと安心です。3000mAhバッテリーを搭載したスマホの場合は、6000mAhのモバイルバッテリーを選びましょう。この組み合わせだと約1.3回スマホを充電することができます。6000mAhのモバイルバッテリーを使用すれば、3000mAhスマホが2回充電できるわけではないので、注意が必要です。
充電速度(充電規格)
モバイルバッテリーを選ぶ時に大切になるのが充電速度。充電速度の遅いモバイルバッテリーでは、スマホの充電に時間がかかり外出先でいつまでもケーブルを繋いでなければなりません。
そこで注目したいのが充電規格。最近は急速に充電する為の規格に対応したモバイルバッテリーが増えてきているので、要チェック。ここではその主流な充電規格を解説します!
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出力A数(アンペア数)
モバイルバッテリーがスマホを充電する速度を表すのが、出力A数。数値が大きいほど充電を速く行うことができます。最近主流なのは2.1Aから2.4Aほどで、さらに充電速度を意識したモデルでは3Aを超える物も。多くの場合モバイルバッテリーのスペック表に記載があります。
Quick Charge(QC)
Qualcomm(クアルコム)社が開発している充電規格で、電力出力を接続した端末に合わせて調節、最高速度で充電してくれる規格になっています。QCにはバージョンがあり、新しいほど早くバッテリーの充電が可能に。現在はQC3.0が最新バージョンです。
注意点は、ケーブルと端末もQCに対応していないと、急速充電が使用できないという点。モバイルバッテリーを購入する前に、使用している端末がQCに対応しているか確認が必要です。
USB PD(Power Delivery)
USBPDは、USB-Cというポートで対応している急速充電規格。最新の急速充電規格で、最大100W(20V=5A)までの出力に対応しています。しかしその性能を発揮する為には、充電する端末、充電ケーブル、モバイルバッテリーの3点すべてがUSBPDの規格に対応していなければならず、使用のハードルは少し高め。
その分性能は他の急速充電規格よりとても高く、ノートパソコンやタブレットなど大容量バッテリー搭載端末でもスムースに充電可能です!