【今から始める!】クラウドファンディングの仕組み解説&国内クラファンサイト11選!

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近年テレビニュース等でも話題のクラウドファンディング。今までに無い便利な新製品をいち早く購入できたり、中には税制優遇を受けられる超お得なものまで様々な種類があるのはご存知でしょうか?

クラウドファンディングという言葉は知っているけど…どんなサービスなのか、どのような流れで利用したら良いのかが分からず利用したのことの無いという方のために、本記事ではクラウドファンディングの種類や注意点、どのような流れで利用できるのかといった、“クラウドファンディングのいろは”を徹底解説いたします!

記事の後半では国内のクラウドファンディングサイトの特徴なども解説していますので是非最後までご覧くださいね!


目次

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは


出典: CAMPFIRE

クラウドファンディングとは、群衆(crowd)資金調達(funding)を掛け合わせた造語。
自身の夢や作りたい商品、様々なサービスなどをインターネット上で群衆に向けて発信し、賛同した方や応援したいと思った方がその発信に対して資金を出資でき、その夢や商品制作にかかる資金を調達をすることができる仕組みです。

これまで新規事業を立ち上げるために掛かる資金を調達するには銀行などからの融資を受けることが一般的でしたが、クラウドファンディングをした方が資金調達がしやすい場合や、事業自体への注目度を測ることができるメリットから、融資を受けるのではなく、クラウドファンディングで資金調達をする個人や法人が増えているんです。

近年ではクラウドファンディングでお店をオープンさせる資金を調達したり、いままでに無い便利な商品を制作したりと様々な種類のクラウドファンディングが存在します。

クラウドファンディングの種類

クラウドファンディングには様々な種類があり、ここからはその種類ごとの特徴を解説します。

購入型

最も手軽に利用できるタイプのクラウドファンディングサービスが「購入型」。購入型は、商取引であり売買契約に基づいたサービスのため、通常通販サービスで商品を注文して購入するのとほとんど同じ感覚で利用可能です。

起案者が「こんな商品あったら買ってくれますか? 」とクラウドファンディングサービスで発信し、その商品に魅力を感じた支援者が資金を提供して、商品のリターンを受け取ることができるサービス。

また、購入型のクラウドファンディングサービスには2種類の募集方法があります。

購入型


All-or-Nothing方式

All-or-Nothing(オール・オア・ナッシング)方式では、起案者が目標金額を設定し、その目標金額を超えることができて初めてプロジェクトをスタート(資金の受け取り)ができる仕組みのことで、目標金額に達することがなければ支援者が支援した資金は支援者に返金されるため、支援者目線では安心してサービスを利用できる安心感があるため、クラウドファンディング初心者の方が利用するにはおすすめ。

また、起案者側から見ても”資金を支援してもらいやすい”といったメリットがあるため、購入型ではこちらの「All-or-Nothing方式」を採用する割合が高い印象です。

All-in方式

All-in(オールイン)方式では目標金額に達することがなくとも、起案者が資金を受け取ることができる方式で、結果的に資金不足で商品やサービスを完成させられず、失敗に終わってしまうこともあります。

起案者から見ると万が一目標金額に行かなかったとしても資金を受け取ることができるメリットはありますが、支援者からするとせっかく資金を支援しても商品のリターンが受け取れなかったり、サービスが開始されないなどといったリスクが高いことも間違いありません。

そこで、起案者が「All-in方式」を採用する際には以下の2点のようなケースであると支援を受けやすいとされています。
・すでにプロジェクトをスタートしているが追加資金が必要な場合。
・プロジェクトをスタートすることが確実に決まっている場合。

融資型

融資型は簡単にいうと、クラウドファンディングサービス事業者が仲介して支援者(融資する人)から起案者(融資をうける人や企業)に対してお金を貸す(融資する)というサービスで、起案者は融資を受けたのちに金利を含めてクラウドファンディング事業者に返済を行います。

支援者には融資元本に加え、利率からクラウドファンディング運営業者の手数料を差し引いた金額が利回りとして分配される仕組み。

また、融資型クラウドファンディングサービスは一般的に「ソーシャルレンディング」と呼ばれることが多いです。

融資型


株式投資型

株式投資型では起案者が非上場企業になり、支援者はその非上場企業の株式をリターンとして受け取ることができる仕組み。
これまで非上場企業の株式を入手する機会が限られていましたが、株式投資型クラウドファンディングサービスが登場したことで気軽に非上場企業の株式を入手・支援することができるようになりました。

ベンチャー企業のスタートアップから応援(支援)することができるようになったり、エンジェル税制の優遇を受けられることで個人投資家(支援者)側は投資をしながらにして節税できるといったメリットがあります。

株式投資型


寄付型

寄付型は文字通り”寄付を目的とした”クラウドファンディングサービスで、ある目的に向けた資金を募集している起案者(団体や個人)に対して、支援者は”リターン(見返り)を求めず”資金を支援する仕組み。

例えば、病により苦しんでいる子供たちに寄付を行ったり、動物の保護を目的としたものなどがあります。

最近ではコロナの影響からオンライン授業を受けたいが貧困によりその環境を作れない子供たちへの寄付など、その時々により様々なプロジェクトが存在します。

寄付型


主なクラウドファンディングの用語

続いては、クラウドファンディングでよく使われる用語をご紹介していきますよ!

クラウドファンディングを利用するときは、用語をしっかり理解してから利用することをおすすめします!

「プロジェクト」

起案者が掲載したアイデア、またはその仕組みを「プロジェクト」と呼び、プロジェクトに賛同した人が資金を提供し、その見返りとして「リターン」を受け取ったりします。

「リターン」

「リターン」は資金提供した支援者が、その見返りとして商品やサービス、金銭や株式を受け取ることを指します。

また、クラウドファンディングのなかには寄付型のようにリターンが無く、支援者は資金提供のみを行うものも存在するので注意しましょう。

「プロジェクト成立」

起案者が提案したアイデアである「プロジェクト」が目標金額に達成し無事そのアイデアを実行できる状態になったことを指します。

「プロジェクト不成立」

プロジェクト成立の反対の意味の「プロジェクト不成立」は、資金調達が目標額まで届かなかった場合や、その他の理由によりアイデアを実現することができなかったことを指します。

この場合に支援者は「リターン」受け取ることが出来ない場合や、資金を返金してもらえる場合(All-or-Nothing)や、資金を返金してもらえない場合(All-in)がありますので、資金提供する前に”プロジェクトが不成立になった場合提供した資金がどうなるのか”を確認しておくようにしましょう。

「ストレッチゴール」

「ストレッチゴール」とは、起案者が設定した目標金額を超えることが出来た時に”さらによくするための追加ゴール設定”をする方式のことを言います。

例えば「50万円達成で商品の制作」「100万円達成でその商品を一般販売店にて発売」「200万円達成で海外で発売」「1000万円達成で専門の販売店を開店」といったように、もともと設定していた50万円というゴールを越えてさらに上のゴールを徐々に設定していくことで、そのサービスや商品などをよりよくするために使われる方式です。

「ローンチ」

「ローンチ」は、”新しいアイデアをクラウドファンディングサイトに掲載する”や”全く新しいサービスを開始する”など、何かを新しくスタートすることを公にすることを指します。

国内のクラウドファンディングサイト11選

さてここまで、「クラウドファンディングとは何か」について解説してきましたが、そのクラウドファンディングサービスを行っているサイトは国内だけでもかなりの数が存在しているんです。

その中から今回は選りすぐりの11サイトを特徴と共に解説していきます!

Makuake(マクアケ)

総合型クラウドファンディングサイト。
新規プロジェクトとしては、購入型クラウドファンディングが多く取り揃っていて、機能的な洋服からiPad拡張グッズまで、生活を豊にしてくれる新しいプロダクトが多く取り揃っている。

Makuake(マクアケ)


出典: Makuake


CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

コロナ禍で打撃を受けてしまった飲食店を支援して復活への後押しをするプロジェクト、「新型コロナウイルス(COVID-19)サポートプログラム」を実施中。
2020年8月25日時点で支援者数624,574人、支援総額71.6億円を誇る。

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)


出典: CAMPFIRE


MotionGallery(モーションギャラリー)

「MotionGallery」では映像制作や映画に関するクリエイティブ系のプロジェクトが多く取り扱われているクラウドファンディングサービスで、これまでも数多くの映像作品が「MotionGallery」から登場しています。
クリエイティブなプロジェクトを支援したい方におすすめです。

MotionGallery(モーションギャラリー)


出典: MotionGallery


WonderFly(ワンダーフライ)

WonderFLYはクラウドファンディングサービスと、アイデアを募るクリエイティブアワードの2つのサービスが利用できるプラットフォームで、ANAが2016年にスタート。
新規プロジェクトには、古き良き文化を守るためのプロジェクトや、自然を守る、自然を大切にするためのプロジェクトが多く登場。ナチュラルで良い製品を手にしたい方、応援したい方におすすめです。

WonderFly(ワンダーフライ)


出典: WonderFly


READYFOR(レディーフォー)

Readyforには福祉、地域活性化などの社会貢献を目的とするプロジェクトが数多く掲載されている。
動物愛護や、貧しい子供たちへの支援などをはじめとした、寄付・募金に興味のある方におすすめです。

READYFOR(レディーフォー)


出典: Readyfor


GREEN FUNDING(グリーンファンディング)

2011年に発足したGREEN FUNDINGは、購入型クラウドファンディングを中心として取り扱うクラウドファンディングサイト。
スマホ拡張アクセサリーやカメラ、ラジコンといったガジェット好きの好奇心をくすぐる新鮮なプロジェクトが満載。

GREEN FUNDING(グリーンファンディング)


出典: GREEN FUNDING


Kibidango(きびだんご)

Kibidangoでは他のサイトのようにガジェットや生活を豊にする新製品の掲載はもちろん、そういった製品が発売後購入できる「Kibidangoショッピング」を運営。
起案者が資金を調達し製品が世に出たあとも商品販売の機会をつくるなど、販売したい人、購入したい人に寄り添った運営が特徴的です。

Kibidango(きびだんご)


出典: Kibidango


ENjiNE(エンジン)

購入型クラウドファンディングを提供する「ENjiNE」。
新規プロジェクトには、キッチングッズや子育てに役立つ新製品などといった主婦の方の関心がありそうなプロジェクトが多い印象。

ENjiNE(エンジン)


出典: ENjiNE


machi-ya(マチヤ)

machi-yaはCAMPFIRE上で運営されるガジェット・家電などの購入型クラウドファンディングを提供するプラットフォーム。
スマホ関連グッズや家電製品が数多くそろっている。

machi-ya(マチヤ)


出典: machi-ya


COUNTDOWN(カウントダウン)

COUNTDOWNの最も特徴的な点は”日本だけでなくグローバルにプロジェクトを展開できる点”。
日本のクラウドファンディングだけでなく、海外のクラウドファンディングも見てみたい方や、グローバルな活動をする人に支援を行いたい方におすすめのクラウドファンディングサイト。

COUNTDOWN(カウントダウン)


出典: COUNTDOWN


moonshot(ムーンショット)

ムーンショットでは、地域密着型のプロジェクトを中心に、その地方ごとのお祭りを支援したり、地方プロレスチームを支援できるプロジェクトがあります。
地元応援に興味がある方におすすめ。

moonshot(ムーンショット)


出典: moonshot


まとめ

さてここまでクラウドファンディングと何か、どのような仕組みがあるかをご紹介してきました。

こんな時代だからこそ、夢に向かって羽ばたきたい人、その夢を後押ししたい支援者をマッチングするサービスで人と人の助け合いの気持ちが大切なのかもしれませんね。

みなさまも、自分の夢に向けたチャレンジのスタートにクラウドファンディングを利用したり、魅力的な商品やサービスをいち早く手に入れてより良い生活をおくったり、様々な方法でクラウドファンディングサービスを活用してみてくださいね。

今後も目まぐるしく発展していくクラウドファンディングサービスに要注目です!

(文:yossy)
(編集:momozow)

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