『iPhone X』で追加された新機能「タップしてスリープ解除」が原因で、思わぬトラブルに見舞われている例が報告されています。
知らぬ間にロックアウト
ウェブサイト『MacStories』の創始者であるFederico Viticci氏によると、iPhone Xを手に持って移動し、iPhone Xを使おうとしたらロック画面に「iPhoneは使用できません」と表示されたそうです。
iPhoneはパスコードを6回続けて間違えるとロックアウトされ、上記画像の通りロック画面に「iPhoneは使用できません ◯分後にやり直してください」と表示されます。
Viticci氏は「タップしてスリープ解除」が原因で、意図しないタップによってスリープが解除され、iPhone Xを持って歩いている間にパスコードが誤って入力されてロックアウトに至ったのではないかと推測しています。
同氏のツイートには同様の体験談が寄せられており、iPhoneをポケットに入れ、そのポケットに手を入れていたら知らぬ間に緊急通報していた、という事例もあります。
こうしたトラブルはiPhone Xだけでなく、『iPhone 6s』以降の機種で使える「手前に傾けてスリープ解除」が原因になる場合もあるようです。
いずれもロック画面を表示する機能で、「タップしてスリープ解除」は画面をタップすると、「手前に傾けてスリープ解除」はiPhoneを持って手前に傾けるとロック画面を表示します。
「◯◯でスリープ解除」をオフにする方法
「タップしてスリープ解除」をオフにする
設定アプリの【一般】→【アクセシビリティ】を開き、「タップしてスリープ解除」をオフにします。
この機能は現在、iPhone Xにのみ追加されています。
「手前に傾けてスリープ解除」をオフにする
設定アプリの【画面表示と明るさ】を開き、「手前に傾けてスリープ解除」をオフにします。
この機能はiPhone 6s/7/8(Plus)とiPhone X・『iPhone SE』で利用・設定できます。
これらの「◯◯でスリープ解除」をオフにしても、サイドボタン(iPhoneの向かって右側にあるボタン)を押すことでスリープは解除できます。iPhone SEの場合は本体の上にあるボタンです。
参考
- iPhone、iPad、iPod touch のパスコードを忘れた場合や、デバイスを使用できないというメッセージが表示された場合 – Apple サポート
- iPhone で「手前に傾けてスリープ解除」を使う – Apple サポート
- How to turn off the Tap to Wake feature on your iPhone X – iDownloadBlog
- @viticci – Twitter
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