Appleの最高経営責任者であるTim Cook氏がメディアのインタビューに応じ、その中でiPhoneに追加予定のバッテリー診断・管理機能の詳細に言及しました。
バッテリー診断機能は2月公開
2017年12月にAppleは、バッテリーの状態に応じてiPhoneの処理能力を制限する機能を追加していたことを発表。
ユーザーの信頼を取り戻すべく、iPhone(一部機種を除く)のバッテリー交換費用を値下げする期間限定のキャンペーンを実施することと、iOSにバッテリー診断機能を追加する予定であることを明らかにしました。
今回のインタビューでCook氏は、バッテリーの診断機能を2月に公開するベータ版iOSに追加すると発言しています。
この機能によってバッテリーの状態を把握できるとしていますが、バッテリーの寿命を推し量る際の指標として使われる、充電サイクル・容量・電圧などを確認できるのかは不明です。
ベータ版iOSは開発途中のもので、アプリ開発者やテスト参加者に限って公開されます。一般ユーザーへの正式公開はテスト終了後になるので、ベータ版の公開から数週間、あるいは1〜2ヶ月ほど待つ必要がありそうです。
バッテリー管理機能はオフにできる
問題となった、バッテリーの状態に応じてiPhoneの処理能力を制限する機能については、これをオフにもできるようになります。
ただしCook氏はインタビューの中で、ユーザーにとってiPhoneは重要な通信手段なので、この機能をオフにすることは勧められないとも発言しています。
オフにすれば、劣化したバッテリーが必要な電力を供給できず、iPhoneの電源が突然オフになる機会が増え、たとえば重要な電話・警察や消防への通報の最中に通話が途切れる可能性も増すためです。
管理機能をオフにできるようになるのがいつかは不明ですが、バッテリーの診断機能と同時に追加されるものと考えられます。
参考
・販売元: iTunes K.K. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ユーティリティ ・容量: 43.9 MB ・バージョン: 2.0.1 |