特定のURLを開いたり、メッセージアプリで送ったりするとiPhone・iPadをフリーズ・クラッシュさせるとして、「chaiOS」バグが海外で注目を集めています。
chaiOSバグに遭遇すると・・・
ウェブサイト『9to5Mac』によると、メッセージアプリで特定のURLを受信するとアプリがクラッシュし、会話スレッドを再び開こうとしてもクラッシュします。
ウェブページに問題があり、それをプレビューする機能がメッセージアプリにあるためにクラッシュするようだとウェブサイト『Mac Rumors』は推測しています。
問題のURLを受け取った時点でiPhoneがフリーズし、強制的に再起動される可能性もあるようです。
Safariで問題のURLを開くと、Safariがフリーズ・クラッシュすることも確認されています。
この不具合は『iOS 11.2.2』のほか、開発者やテスト参加者に公開されているベータ版『iOS 11.2.5』でも発生します。
chaiOSバグの対処法・対策
メッセージアプリでchaiOSバグに遭遇した場合、URLが送られてきたスレッドを削除します。削除するにはスレッドを左にスワイプし、【削除】をタップしましょう。
SafariでchaiOSバグに遭遇した場合、以下の方法で問題のURLを開いてしまったタブを閉じることができます。
- 設定アプリの【Safari】を開く
- 【履歴とWebサイトデータを消去】をタップ
- Safariを開く
対策としてMac Rumorsが挙げているのは、問題のURLをブロックする方法です。
設定アプリの【一般】→【機能制限】→【Webサイト】を開き、【アダルトコンテンツを制限】を選択。さらに「常に禁止」の【Webサイトを追加】をタップし、「github.io」と入力して追加します。
すると、URLのドメインが「github.io」と一致するウェブページは開けなくなります。問題のURLはドメインが「github.io」です。
このURLブロックの詳細は以下のページをご覧ください。
→ Safariで開けるウェブサイトを制限する方法
執筆時点でiPhoneがフリーズ・クラッシュする以外に問題が起きることは確認されていませんが、ほかにどのような影響があるのかは不明です。本記事で問題のURLは公開しませんが、安易に開いたり他人に送ったりすることはやめましょう。
Appleがこの問題を認識しているのか、修正がいつになるのかは分かっていません。
参考
- PSA: This link will crash Messages on iOS and macOS, cause resprings & more | 9to5Mac
- Malicious Link Texted to Mac and iOS Devices Can Cause Freezes and Resprings – Mac Rumors
・販売元: iTunes K.K. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ユーティリティ ・容量: 43.9 MB ・バージョン: 2.0.1 |