「iPhoneの性能が低下」問題、米で訴訟に発展

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「iPhoneの性能低下」問題、米で訴訟に発展


「バッテリーが劣化するとiPhoneの処理能力が低下する」とされる問題が、アメリカでは訴訟にまで発展しています。

目次

Appleを相手取る集団訴訟に?

ウェブサイト『Reuters』によると、本件についてAppleを被告とする8件の訴訟が起こされています。いずれも、Appleがバッテリーの問題を埋め合わせるために、告知しないままiPhoneの処理能力を低下させてユーザーを騙した、としています。

一部の訴訟で原告は、問題のあるバッテリーを交換するのではなく、iOSに後述の新機能を加えることでこの問題を隠した、とも主張しています。

Reutersによると、これらの訴訟はアメリカのiPhoneユーザーを対象とした集団訴訟に発展する可能性があります。

バッテリー問題を振り返る

これまでに、バッテリーが劣化するとiPhoneの処理能力が低下する、と噂されていましたが、それを裏付けるデータも公開されました

これを受けて、Appleは12月20日に声明を発表

声明によれば、iPhoneに搭載されるリチウムイオン電池の特性上、ある条件下では1度に大量の電力を供給できないことがあり、そうなると部品を保護するためにiPhoneの電源が強制的にオフになります。

この強制オフを避けるため、1度に大量の電力が必要になる事態を避ける機能をiOSに追加した、と説明しています。

この機能の詳細は不明ですが、これまでの情報を踏まえると、iPhoneのバッテリーの状態に応じて処理能力を本来よりも低く制限しているものと考えられます。

Appleがこの機能を追加したとされる『iOS 10.2.1』は、変更点として「iPhoneの電源が突然オフになることを防ぐためにピーク作業時の電源管理を改善」を挙げていますが、処理能力が制限されることは示されていません。

さらに『iPhone 7』を対象とした修正を行ったとする『iOS 11.2』では、公開されている変更点にこの修正に関する記述は含まれていません。

今後Appleがどう対応するのかに注目です。

参考

Apple サポート ・販売元: iTunes K.K.
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ユーティリティ
・容量: 43.9 MB
・バージョン: 2.0.1

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