『iPhone 6』や『iPhone 6s』のバッテリーを交換したところ、処理速度が体感できるほど改善した、という事例が報告されている、とウェブサイト『9to5Mac』が報じています。
バッテリーに合わせてiOSが消費電力を調整?
2016年にiPhone 6/6s(Plus含む)の電源が突然オフになる問題が浮上した際、Appleは原因であるバッテリーの交換措置を行っただけでなく、『iOS 10.2.1』をリリースして修正を行いました。
iOS 10.2.1にアップデートすることで、電源が突然オフになる問題が起こる確率はiPhone 6で最大70%、iPhone 6sで最大80%減ります。
このことからiOSには、iPhoneの電源が突然オフにならないように、バッテリーの状態に応じて処理を担うチップの最大処理能力を制限し、消費電力を減らす修正が加えられた、と考えられています。
さらにこれを踏まえて、バッテリーに問題があれば消費電力を減らすために処理能力が抑えられ、バッテリーが対策品や新品になれば本来の処理能力に戻る、という可能性が指摘されています。
この仮説を支持するように、『iPhone 6 Plus』のバッテリーを交換したら処理速度が改善した、という事例も報告されています。
しかし、このような仕組みがiOSにあることは立証されておらず、Appleも公表していません。バッテリーを交換したことだけが要因ではなく、iPhoneを再起動した・初期化した、といったことも関係している可能性があります。
バッテリー交換の費用・所要時間は?
通常の使用による劣化は購入から1年間の通常保証の対象外なので、バッテリーの交換費用は8,800円(税別)です。
『AppleCare+』に加入していて保証期間中であれば、蓄電容量が80%未満になった場合、無料で交換できます。
Apple Storeや正規サービスプロバイダに持ち込んで交換してもらう場合、基本的には同日に作業が完了します。iPhoneを送付する配送修理の場合、所要日数は5〜7営業日とされています。
詳しくはAppleのウェブサイトをご覧ください。
iPhone 修理サービス Q&A センター – Apple サポート
参考
- PSA: If you have an older iPhone with slow performance, a new battery could solve your problems | 9to5Mac
- iPhone 修理サービス Q&A センター – Apple サポート
・販売元: iTunes K.K. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ユーティリティ ・容量: 43.9 MB ・バージョン: 2.0 |