これまでの噂によればiPhone 8は、ホームボタンは仮想式になり、画面に受話口やFaceTimeカメラ・センサーが出っ張り、画面上部のステータスバーは2分割される可能性があります。
これがiOS・アプリに与える影響は大きいでしょう。iPhone 8でデザインはどう変わるのでしょうか。
iPhone 8で考えられる3つのデザイン
デザイナーのMax Rudberg氏はこれまでの噂を元に、iPhone 8に搭載される『iOS 11』のデザインを予想したCGを公開しています。
左端が『iPhone 7』、残る3つがiPhone 8に搭載されるiOS 11・アプリの予想デザインです。それぞれの予想デザインは微妙に異なります。
左から、受話口などの出っ張りを隠さないデザインA案、出っ張りを隠すデザインB案、出っ張りに加えて仮想ホームボタンも画面と一体化させるデザインC案です。
画像:Max Rudberg
A案では画面上部のステータスバーが白く、黒い出っ張りがよく分かります。一方でB案ではステータスバーを黒くすることで出っ張りと一体感を出しています。C案はそれを画面下の仮想ホームボタンにも適用した形です。
いずれの案でも、これまで画面上に表示されていた1つ前の画面に戻るボタン・編集ボタンなどが仮想ホームボタン横に表示される、と予想されています。
それぞれの案の高解像度画像はRudberg氏のウェブサイトで公開されています。
実際に「黒」で一体感は出せるのか?
では、ステータスバーや仮想ホームボタンの周りを黒くすれば、iPhone 8本体との一体感は実際に生まれるのでしょうか。
iPhone 8の画面は有機ELだと噂されており、従来の液晶とは異なります。デザインに関わる違いは黒を表現する手法です。
従来の液晶は画面を点灯させて黒を表現していますが、「黒」でも白っぽく見えることがあります。有機ELでは画面を点灯させずに黒を表現するので、黒色をより忠実に再現できます。
したがってステータスバーを黒色にすれば、iPhone 8の本体色(黒)と同化させることが可能だと考えられます。
iPhone 8にホワイトモデルが登場するかは不明ですが、もし受話口などの出っ張りが白色になるのだとすれば、ステータスバーも白色にすれば一体感を出せるかもしれません。ただし黒とは異なり、画面を点灯させて白を表現するので、本体色との微妙な違いが目立つ可能性も考えられます。
iPhone 8で時計はどこに行く?
ステータスバーの中央に受話口やFaceTimeカメラなどが出っ張ることで、時計がどうなるのかも気になるところです。2分割されたステータスバーでは時計を表示できる余地がありません。
Appleでソフトウェアエンジニアとしても勤務したことがあるAllen Pike氏は、仮想ホームボタンの中央に時計が表示されるのではないか、と予想しています。
同氏のウェブサイトでは、その予想CGも公開されています。
Developing for iPhone Pro – Allen Pike
参考
- Developing for iPhone Pro – Allen Pike
- Max Rudberg – Visual & User Interface Designer – iPhone Pro′s edge-to-edge screen and what it could mean for the UI
・販売元: iTunes K.K. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ショッピング ・容量: 74.5 MB ・バージョン: 4.3 |