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ウェブサイト『Macお宝鑑定団』が新『iPad』でベンチマークアプリを使い、システムメモリの容量・プロセッサの最大動作速度、そして処理能力を調べた結果を発表しました。
こちらもご覧ください。
→ 新『iPad』に買い換えるべき? 旧モデルと比較
→ 新『iPad』で旧モデルのケース・カバーは使い回せるのか?
→ 買うならどっち? 新型『iPad』と『9.7インチiPad Pro』を比較
新iPadのシステムメモリは2GB
ベンチマークアプリ『Geekbench 4』を使った結果によると、システムメモリの容量は2GBでした。正確には1.92GBです。
これは『9.7インチiPad Pro』と同等の容量になります。
L1キャッシュ・L2キャッシュはメモリよりも高速で、処理に使うデータを一時的に保管する場所です。この容量が多いほどメモリにアクセスする頻度を減らせるので、処理が高速になるとされています。
新iPadのA9プロセッサは最大1.8GHz
Geekbench 4の結果によると、iPadに搭載されているA9プロセッサの最大動作速度は1.8GHzだったそうです。
これは『iPhone 6s』・『iPhone 6s Plus』・『iPhone SE』と同等で、発売前に噂されていた通りになりました。
→ 新『iPad』のプロセッサ性能・メモリ容量
新iPadは『iPad Air 2』よりわずかに性能向上
Macお宝鑑定団が実施したベンチマークテストによれば、新iPadは『iPad Air 2』よりも性能がわずかに向上しているといえそうです。
計算能力
Geekbench 4でのテストでは、iPad Air 2と比較して新iPadはシングルコアで1.4倍速い結果でしたが、マルチコアでは0.9倍と遅い結果になったそうです。
計算を担うコアを1つだけ使うならiPadの方が速く、2つ以上使う場面では遅いことを示しています。iPad Air 2のプロセッサはコアが3つあるのに対し、新iPadは2つだけであることが原因と考えられます。
ウェブページで使われるJavaScriptの実行速度を測る『SunSpider JavaScript Benchmark』の結果はiPad Air 2より1.3倍速い結果になったそうです。
描画能力
『GFXBench GL』を使ったテストでは、iPad Air 2に比べて1.1倍高速だったそうです。
新iPadに買い換えるべきか?
上記の結果通りの性能だとすると、iPad Air 2からの買い替えを検討する要因はあまりなさそうです。
買い換えるとすればiPad Air 2の容量が足らない・バッテリーが弱ってきているという場合でしょうか。性能不足を感じるなら9.7インチiPad Proが候補になるでしょう。
一方で『iPad Air』との比較では、Geekbench 4でシングルコアが1.7倍、マルチコアが1.5倍。SunSpider JavaScript Benchmarkでは1.7倍。GFXBench GLでは2.1〜2.9倍速いという結果になっています。
iPad Airや第4世代iPadで処理能力に不満を感じていて、なおかつ買い替え費用は抑えたいという場合には、新iPadが最有力候補になるでしょう。
Macお宝鑑定団のウェブページでは、ベンチマークの結果を詳しく見ることができます。
iPad (5th generation) ベンチマークレポート | iPad | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
新iPadの購入ページはこちら。
参考
- iPad (5th generation)のA9プロセッサ最大動作クロックは1.80GHz、L2キャッシュ3MB、メモリ容量は2GB仕様 | iPad | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
- iPad (5th generation) ベンチマークレポート | iPad | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
- iPad Pro (9.7-inch)のA9Xプロセッサ最大動作クロックは2.25GHz、L2キャッシュ3MB、メモリ容量は2GB仕様 | iPad | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
- iPad Pro (12.9-inch)のA9Xプロセッサ最大動作クロックは2.25GHz、L2キャッシュ3MB、メモリ容量は4GB仕様 | iPad | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
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