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『ウイルスバスター』で有名なトレンドマイクロが、iPhone向けにVPNアプリ『フリーWi-Fiプロテクション』を公開しました。
公衆無線LAN・Wi-Fiに接続した際にその通信を暗号化することで、情報の盗み見を防ぎます。
フィッシング詐欺・偽サイトにアクセスしようとした際には、それをブロックする機能も備えています。
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VPNアプリ『フリーWi-Fiプロテクション』の仕組み
公衆Wi-Fiは誰が管理・利用しているかが分かりづらく、悪意を持った人物が設置・管理・利用していれば、通信内容を盗み見される恐れがあります。
そこでフリーWi-Fiプロテクションは、iOSが対応するVPNという機能を使い、iPhoneがトレンドマイクロのサーバを介して通信するように設定。さらにその間の通信はすべて暗号化します。
これによって中間地点のWi-Fiを通る通信も暗号化されるため、Wi-Fiの管理者・ほかの利用者による盗み見は困難になります。
フリーWi-Fiプロテクションの使い方
アプリを初めて起動すると「”Free Wi-Fi Protection” Would Like to Add VPN Configurations」と表示されます。
日本語で「フリーWi-FiプロテクションがVPNの設定をiPhoneに追加しようとしています」という意味です。また、「このVPNを使っている間、iPhoneでのすべてのネットワーク活動がフィルタリングされたり監視されたりします」との注意書きも書かれています。
フリーWi-Fiプロテクションを利用するには【Allow】をタップ。
iPhoneのパスコードを入力すると、VPNの設定が行われます。
設定が完了すると、画面はフリーWi-Fiプロテクションに戻ります。
この状態だとVPNはオフです。丸いボタンをタップすると・・・
VPNがオンになり、iPhoneとトレンドマイクロのサーバー間の通信が暗号化されます。
iPhoneの画面左上に「VPN」というロゴが表示されていることを確認してください。
設定がうまくできていないときは、画面上に「ここをタップしてVPNを設定してください」と通知が表示されます。通知をタップして再度設定しましょう。
信頼できるWi-Fiを登録することも可能
信頼できるWi-Fiを登録することで、そのWi-Fiに接続している間はVPNをオフにすることもできます。
VPNをオン・オフできる丸いボタンの上にある「これは信頼できるWi-Fiですか?」横の【▼】をタップすると・・・
【はい】・【いいえ】で登録できます。信頼できる場合は【はい】を選びましょう。
フリーWi-Fiプロテクションの料金体系
7日間は無料で試せます。お試し期間の終了後も利用するにはライセンスの購入が必須です。
ライセンスは1年間で2,900円、2年間で5,000円。いずれもアプリ内課金で購入できます。
ライセンスは1台だけに適用されるため、例えばiPhoneのほかにiPadも使っている場合、iPadで使うにはライセンスを別途購入する必要があります。
セキュリティソフトで有名な企業が提供するVPNアプリなので信頼感があります。公衆Wi-Fiを使う機会が多い方はぜひお試しください。
参考
・販売元: Trend Micro Incorporated ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ユーティリティ ・容量: 15.3 MB ・バージョン: 1.0.1161 |