先日発表された無償修理の対象外であるiPhoneでも、電源が突然オフになる問題が報告されていることを受け、Appleが対応に乗り出しました。
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電源が突然オフになる原因は?
Appleは中国のユーザーに向けて公開したページで、対象外のiPhoneでも電源が突然オフになる問題があることを認識している、と明らかにしました。
通常の状態で電源が突然オフになるのは、iPhoneの電子部品を守るためである場合が多いとしています。
iOSに新たな診断機能を追加
Appleはこの問題について情報をさらに収集するため、iOSに新たな診断機能を盛り込み、新しいバージョンとして公開する予定です。
公開時期については、12月6日付の声明で「来週」としています。したがって12月11日(日)から12月17日(土)のあいだに公開される可能性があります。
これが開発が進められている『iOS 10.2』を指しているのか、それともiOS 10.1.2なのかは不明です。いずれにせよ、iOS 10.2にも同様の診断機能が搭載されると考えられます。
診断情報を元にiOSを改良
この新たな診断機能を通じて得た情報を元に、原因の分析を進めるそうです。
iOSの変更で電源が突然オフになる問題を修正できる場合には、これを今後のアップデートで提供する、とAppleは明らかにしています。
ただ、中国のユーザーに公開されたページでの情報なので、日本を含むほかの国にも提供されるiOSにこの診断機能が追加されるのかは分かっていません。
iPhone 6sの修理プログラムは日本でも行われていることから、今回明らかになった診断機能を追加したiOSの新バージョンは、日本でも配信されるものと考えられます。