格安SIMでもサービスは充実!? お得にスマホ運用する方法を聞いてきた

2016.11.08

[PR] 本ページでは一部にアフィリエイトリンクを利用しており、購入実績などに基づいて手数料を受領しています。

格安SIMといえば、スマートフォンの利用料金を安く運用できるけれど、サービスはシンプルなのが特徴。

でも、専用のアプリや追加オプションを活用することでお得なサービスやサポートを受けることもできるんです。

そこで、前回格安SIMの基礎知識を教えていただいた『IIJmio』の広報部課長（技術広報担当）の堂前清隆（@IIJ_doumae）さんにIIJmioが提供しているサービスとお得に運用するためのコツを聞いてきました！

前回の格安SIMに関するお話はこちら
→【格安SIM】なぜ安い？通信速度は変わる？ギモンをプロに聞いてきた

格安SIM「IIJmio」で通話料金を抑える方法

引用：みおふぉんダイアル

-今回は、IIJmioのお得な使い方を教えてください！　

堂前：
まず、IIJｍioで電話がお得に使えるアプリ『みおふぉんダイアルアプリ』をご説明しますね。

IIJmioでは、電話番号の先頭に専用のプレフィックス番号「0037-691」をつけることで通話料が半額になります。でも、手動で入力する必要はなく、「みおふぉんダイアルアプリ」で発信することで、自動的にプレフィックス番号を先頭につけて発信できるんですよ

さらに、IIJmioには通話定額オプションもありますので、毎月600円支払うと、1回3分までの通話が何回でも無料になります。そして、830円支払うと1回5分までの通話が何回でも無料になるんです。

格安SIMといえば通話料金は高いというイメージがありますが、みおふぉんダイアルならお得に電話ができますよ。

-なるほど！これならビジネス用途でも十分使えそうですね

堂前：
そうですね。1回あたりの電話がそう長くならなければ、通話定額オプションで賄えることも多いのではないかなと思います。

何分でも電話かけ放題というわけではないのですが、ある程度かけられますので十分実用的ですね。

ーみおふぉんダイアルは、アプリから電話をかけるだけで本当に安く使えるんですか？

堂前：
はい、みおふぉんダイアルアプリから電話をかけるだけです。電話かけ放題も、契約時に通話定額オプションに加入していれば特別な操作は不要です。

また、iPhoneもAndroidもそうなんですけど、標準の「電話帳」をみおふぉんダイアルでそのまま使えます。純正の電話帳に登録されている連絡先と同期しているので、登録や修正などは純正の電話帳アプリで行っていただくと、自動的にみおふぉんダイアル側も変更されます。

▼純正電話アプリの感覚でつかえる「みおふぉんダイアル」▼

格安SIM（MVNO）のIIJmio（アイアイジェーミオ）のサービスやアプリについての紹介。みおふぉんダイアルアプリやIIJmioクーポンスイッチ（みおぽん）の便利な使い方など

▼みおふぉんダイアルアプリのダウンロードはこちら▼

（Android版の留意事項）

通信速度を切り替えて通信量を節約できるアプリ

-もうひとつのアプリ、『IIJmioクーポンスイッチ（みおぽん）』は、通信量が節約できるアプリなんですよね？

堂前：
そうですね。アプリ内でクーポンのオン・オフスイッチを切り替えることで通信速度の高速/低速を切り替えられ、通信量が節約できます。

じつは、「通信速度制限にかかるのが嫌だ」というエンジニアのわがままから生まれたアプリなんですよ。あえて自分で速度を落とすことで、通信量を意図的に消費しないという発想から生まれました。

スイッチをオフにすることで、通信速度を200kbpsに切り替えられるんです。メールやSNS、テキスト主体のWebサイトであれば通信速度がトップスピードを出す必要ってそんなにないんですよね。そういうとき、スイッチをオフにすることで、通信量を残したまま使うことができる。

▼アプリから通信速度切り替えと通信量の残高を確認できる▼

-スイッチオフで制限したまま使い続けるユーザーとかもいらっしゃるんですか？

堂前：

いますね。普段はオフにしていざという時にとっておく方と、常にオンにしている方に分かれているのではないでしょうか。

普段は、TwitterとLINEしか使わないというシンプルな使い方であれば、通信速度はそんなにいらないのでオフにしておく。そして、アプリのアップデートとか電子書籍のダウンロードを行うなど、必要なときだけ、一時的にオンにする。という方もいらっしゃいます。

逆のパターンとして、普段は快適に使いたいからオンにしておく。そして、夜に寝る時など、時間がかかっても大丈夫なときにオフにしてゆっくりアプリをアップデートするという方もいますね。

どのようにスマートフォンを使っているかにあわせて通信量をコントロールすることができるんですよ。

“3日間制限”はIIJmioクーポンスイッチをオンにして対策！

-3日間で通信をしすぎると速度制限がありましたよね？この対策として、活用することもできますか？

堂前：
IIJmioクーポンスイッチをオフにした状態では、3日間で366MB通信すると、ちょっと遅くなるという制限を入れさせてもらっています。

でも、オフにしている状態でつい使いすぎてしまい、速度制限にかかってしまったとしても、IIJmioクーポンスイッチをオンにしたら、通信制限を回避できるんです。

-オンの場合は3日間制限はないんですか？

堂前：
そうですね。たとえば、ニコ生とかで配信イベントをやりたいから1日中データ通信を使いたいという時にも意味があると思うんですね。他社さまの場合ですと、オンにしていても制限が掛かってしまうんですけど、我々はそういった規制をかけておりませんので、少なくとも3GB*を使い切るまでは制限されないようになっています。

*ミニマムスタートプラン（3GB）契約時

-それはとても便利ですね！でも、3日間制限を回避できるとはいえ、3GBや6GBのプランだとすぐに消費しきってしまいませんか？

堂前：
スマホ利用者の通信量を調べられた方がいたのですが、半数以上の方が3GB以下の利用なんですね。案外少ないんですよ。なので、オンにしたままでも問題ない方が多いと思うんですよね。

ただ、自分はここぞという時に動画をみるんだとかアプリをダウンロードするという方で、3GB以内に収めたいというのであれば小まめにオンオフして、メリハリつけて使っていただくことができる。

-通信量をアプリ細かくチェックしておけば、節約できますね

堂前：
はい。そして、さらに節約した通信量も無駄にはならない仕組みなんですよ。もし、その月に余ったとしたら、次の月まで1ヶ月間繰り越しができますので、前の月節約したなら次の月は豪華に使おうということもできるので、通信量の運用には攻略のしがいがあるんじゃないかなと思います。

-節約して翌月パーッ！と使えるのはいいですね！

堂前：
そうなんです！たとえば、ご利用者の中でも来月旅行に行くから今月はセーブしておこうという方もいらっしゃいますね。

足りなくなったら追加でチャージするのも良いのですが、やはりお金かかってしまうので、あらかじめ節約するのが良いと思います。飛行機のチケットが安くなっている時に買おうといったイメージに近いですね。

ゲームをプレイするときも通信量を節約できる！

-ゲームをプレイするときにIIJmioクーポンスイッチを賢く使う方法はありますか？

堂前：
はい。ゲームなら、メリハリつけやすいのではないかなと思いますよ。

ゲームは2つのタイプに分けられるんです。「常時通信するタイプ」と「バトル後など特定のタイミングだけで通信するタイプ」です。特定のタイミングで通信するタイプのゲームであれば、そこまで速い通信速度はいらない場合が多い。

そうすると、IIJmioクーポンスイッチをオフにしても、案外快適にゲームができますよ。常時通信しているタイプのゲームの中では、ポケモンGOを試したんですが、地図の表示などそこまで気にならずプレイすることができました。

-逆に、オンで使ったほうがいいゲームなどありますか？

堂前：
「初期データのダウンロードをするゲーム」ですね。パズドラなど、初回起動時やアプリのアップデートがあるとき、データを読み直したりするタイミングがあります。その場合は、オフだとあまりにダウンロードが遅くなってしまうので、オンにしたほうがいいですね。

じつは、クーポンのオンオフの切り替えってスマートフォンを再起動しなくてもできるんですよね。パズドラをプレイしていて、データの読み込みが始まったタイミングで一旦ホーム画面に戻ってオンにしてからパズドラに戻ってくると、そこから一気にダウンロードを進められます。

-アプリをバックグラウンドで起動したままIIJmioクーポンスイッチの操作ができるんですか？

堂前：
はい。なので、アプリを終了させることなく、ちゃんと続きからプレイできますよ。

ちなみに、複数のSIMカードを契約している場合、1つのスマホで複数契約している端末のオンオフができるんです。アプリのダウンロードが遅くなっているとき、別の端末からスイッチをオンにすることもできます。

そのくらいリアルタイムに制御しているので、上手くご活用いただけたらなと思います。

-なるほど！ということは、家族で契約していてお子さんが使いすぎた時に親が制御するってこともできるんですか？

堂前：
もちろん可能です。完全なリアルタイムというわけではないのですが、どのくらい通信しているかを数時間単位で確認できますので、「ちょっと使いすぎてない？」と思ったらオフに切り替えてしまうなんてこともできます。

お子さんから親の端末の通信速度を切り替えできないようにすることもできます。そうすれば、お子さんは自分の通信速度切り替えのオンオフの操作はできる。そして、お父さんは家族全員のオンオフができる。ということもできるので、家族で活用していただけますよ。

面倒な「APN設定」もアプリから簡単にできる

-「IIJmioクーポンスイッチ」は使っておいて損はないアプリですね

堂前：

そうなんです。ダウンロードしておくと便利なこともあります。IIJmioをはじめ、多くの格安SIM事業者さんを利用しはじめるとき、APN設定というのを各自行わないといけないんですね。それを行わないと、通話（やSMS）はできても、データ通信ができないので困ってしまうという方も多いんですよね。

そんなとき、iOSのアプリであれば「IIJmioクーポンスイッチ」のアプリから簡単にAPN設定ができるんです。iOSではAPN設定のために「APN構成プロファイル」というものをインストールする必要があるのですが、普通はWi-Fiを使ってインストールします。IIJmioの場合、アプリを開き、「ヘルプ」にある「構成プロファイルのインストール」という項目からAPN構成プロファイルがインストールできます。これは、Wi-Fiがない状況でもできるので、かなりおすすめです。

-細かいところまで快適に使えるようになっているんですね。

堂前：
お客様とのやりとりを通じてアップデートしてきました。

また、弊社ではAPIを公開しているので第三者によるアプリ開発ができるのも特徴の一つです。面白いアプリが多いんですよ。

iPhoneのウィジェットに通信量を表示させるアプリとか、タイマーでオンオフを切り替えられるアプリ、Apple Watchに表示させるアプリなんていうのもあります。

標準アプリ以上のことができるものが沢山ありますね。

-それは便利ですね！でも、第三者が開発したアプリだと安全性はどうなのでしょう？

大丈夫ですよ。パスワードはIIJmio側にしか通知されないので、パスワードが漏れてしまうということはありません。また、第三者が開発したアプリで操作できる機能は限定しているので、クーポン切り替え以外の操作はできません。安心して使っていただくことができますよ。なので、App StoreやGoogle Playから「IIJmio」と検索して、好みのアプリを使っていただければと思います。

我々の手が回らない部分を第三者に開発していただくことで、非常に助かっていますよ。

-本日はありがとうございました！