ようやく手に入れた『iPhone 7』の電源を入れてみると、知らないApple IDのメールアドレスとパスワードの入力を求められて、ほかの操作が一切できない。
このようにiPhoneを守るアクティベーションロックが、なぜか購入したばかりのiPhone 7に設定されている事例が報告されています。
アクティベーションロックとは?
『iPhoneを探す』に備わっている機能の1つで、iPhoneの盗難や不正転売を防ぐためのものです。
iPhoneの初期化・初期化後のiPhoneのセットアップを行う際に、あらかじめ登録したApple IDのメールアドレス・パスワードを入力する必要があります。
セットアップ時にアクティベーションロックの認証が必要になった場合、認証が完了しない限り、ほかの操作は一切行えません。
Appleの対応
Appleの直営店にある『Genius Bar』や電話窓口において、そのiPhoneを購入したことを証明できればAppleがロックを解除しているそうです。
もしお使いのiPhoneが見知らぬApple IDでロックされてしまった場合は、Appleのサポート窓口に連絡しましょう。
この現象はiPhone 7に限らず、初期化した『iPhone 6s』で発生した例もあります。
原因は?
Appleからの発表はなく、現時点で原因は分かっていません。
考えられるのは、アクティベーションロックを管理するデータベースの不具合です。
Appleのサポートページによれば「iPhoneを探す」をオンにすると、Apple IDがAppleのアクティベーションサーバに保存され、そのiPhoneと関連づけられます。
この登録が正しく行われなかったために、見ず知らずのApple IDと新品のiPhone 7が関連付けられて問題が発生した可能性があります。
おそらくユーザーができる対策・対処法はないので、この問題が発生した際にはAppleのサポート窓口に問い合わせましょう。