iPhoneを使っていたら、身に覚えのない写真が突然表示された。いったいどうして・・・?
その原因は怪奇現象ではなく、iPhoneの機能かもしれません。
便利なはずの『AirDrop』が・・・
原因になりうるiPhoneの機能が『AirDrop』です。Wi-Fi・Bluetoothを使い、写真や連絡先などのデータをiPhoneやMacとやり取りできます。
いわば赤外線通信のiPhone版で便利な機能ですが、困った仕様もあります。
画像を受け取ると表示してしまう
相手がAirDropで画像を送ると、それを受け取る側のiPhoneにはそのプレビューが表示されてしまいます。冒頭でご紹介した現象はこれです。
この仕様を悪用すれば、相手が見たくない・見る意思がない画像であっても、相手のiPhoneに表示させることができてしまいます。
実際に、これを悪用した事件がイギリスで起きています。
アプリの無断インストールにも悪用
『iOS 7』から『iOS 8.4.1』では、AirDropを使ってiPhoneに悪質なアプリを強制的にインストールできる弱点も見つかっています。
→ iPhoneに悪質アプリをAirDropで無断インストールされる恐れ、対策は?
知らぬ間に悪質なアプリをインストールされ、iPhoneに入っている情報が盗まれたり、iPhoneの使用状況が監視されたりする恐れがあります。
なお、この問題は『iOS 9』以降のバージョンでは修正済みなので、最新のiOSを使っていればこれを悪用した攻撃を受ける心配はありません。
AirDropの悪用を防ぐには
AirDropの設定を見直し、データを受け取る送り主を制限することで、被害に遭う可能性を最小限に抑えられます。
コントロールセンターを開くために、画面下をタップして上に引っ張り上げます。
【AirDrop】をタップしましょう。
【連絡先のみ】を選びます。これで連絡先に登録されている人から送られてくる場合に限り、受け付けるようになります。
AirDropは、iPhoneのWi-FiとBluetoothがオンになっている場合に限って使えます。
Wi-Fiはオンになっているだけで使えるため、AirDropを使う必要がない場面ではWi-FiとBluetoothをオフにしておくのも効果的です。
参考
Police investigate ‘first cyber-flashing’ case – BBC News
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