iPadでとあるWi-Fiに接続したら調子がおかしくなり、再起動してみたらAppleロゴの画面でフリーズし、初期化せざるを得なくなった・・・。
そんなことになる前に、対策を行っておきましょう。
Wi-Fiで日付バグを引き起こす
ウェブサイト『Krebs on Security』で今回発表されたのは、以前ご紹介したiPhoneの日付に関するバグをWi-Fiを介して引き起こす手口です。
→ iPhoneが壊れる「日付バグ」近く修正へ
このバグが発生してしまうと、初期化しないと使用できる状態には戻りません。
Wi-Fiで日付を自動設定
Patrick Kelley氏とMatt Harrigan氏が行った実験によれば、特別な設定を施したWi-Fiを用意してiPadで接続したところ、問題のバグが発生する日付に自動で設定されました。
iPadはサーバと同期し、iOSの日時を調整するためです。iPhoneは携帯電話会社の回線で日時を調整しますが、別の手法で特定の日付を強制設定できるとしています。
そしてiPadを再起動したところ、Appleロゴの画面でフリーズしたそうです。
再起動はユーザーが行う必要があります。しかしKelley氏とHarrigan氏は、誤った日付に設定されたことでウェブページへのアクセスにも支障が出るため、多くのユーザーは再起動するだろうと予測しています。
偽装Wi-Fi
今回の実験では、もう1つのiOSの弱点も指摘されています。それは以前接続したことがあるWi-Fiと同じ名前のWi-Fiがあった場合、自動的に接続しようとする仕様です。
実験で使ったWi-Fiが広く使われている公衆無線LANと同じ名前を騙れば、多くのデバイスが自動的に接続してしまうことが予想されます。
この仕様がなかったとしても、使ったことがあるWi-Fiと同じ名前のWi-Fiがあれば、ユーザーが自ら接続してしまう恐れもあります。
対策は?
iOSのアップデート
執筆時点での最新バージョンは9.3.1です。
→ 『iOS 9.3.1』公開、変更点は?
日付に関するバグは『iOS 9.3』で修正済みですが、Krebs on SecurityはiOS 9.3.1へのアップデートを勧めています。
使わないときはWi-Fiをオフにする
多くの人に公開されているWi-Fi・見ず知らずのWi-Fiは非常に危険です。いつの間にか接続してしまう恐れがあるので、使わないときはWi-Fiをオフにしましょう。
参考
New Threat Can Auto-Brick Apple Devices — Krebs on Security
最新情報はAppBankアプリで!
iPhoneの最新ニュースのほか、アプリやアクセサリの使い心地を徹底紹介したレビュー・iPhoneの便利な技・人気アプリのランキングもチェックできます。
もっとiPhoneを楽しむための記事がたくさんつまっていますので、ぜひお試しください!
・販売元: APPBANK INC. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: 仕事効率化 ・容量: 7.3 MB ・バージョン: 1.1.8 |