今秋発表と噂されるiPhone 7にはインテル製のLTEチップが搭載されるようだ、との噂が報じられています。
LTEのさらなる高速化に対応?
インテルがiPhone向けのチップを提供するために取り組んでいる、との噂は以前からありましたが、今回の噂はより具体的です。
iPhone 7の30〜40%がインテル製の『XMM 7360』というLTEモデムを搭載し、残る60〜70%がQualcomm社のLTEモデムを搭載する、と報じられています。
Qualcomm社は、『iPhone 6s』・『iPhone 6』・『iPhone 5s』などにLTEを制御するモデムチップをすでに供給しています。
インテルとQualcommの2社でiPhone 7のLTEモデムを供給するとなれば、スペックも同等になるはず。しかし、Qualcommのどのモデムを採用するのかは分かっていません。
最大450Mbps
注目はXMM 7360のスペック。ダウンロード(受信)速度は最大450Mbps、アップロード(送信)速度は最大100Mbpsに対応しています。
450Mbpsであれば、1秒でおよそ56MBのデータをダウンロードできます。たとえば『Minecraft: Pocket Edition』なら、1秒未満でダウンロードできる速度です。
対するiPhone 6sはダウンロード速度が最大300Mbps、アップロード速度が最大50Mbpsなので、数字のうえではダウンロードが1.5倍、アップロードが2倍高速です。
実際の速度は未知数
上記の数字はいずれも理論・仕様上の最大値です。日常生活において、これらの最大速度で通信できることはまずないでしょう。
また、ドコモ・au・ソフトバンクは最大450MbpsのLTEサービスを提供していません。
参考
Intel to Produce ‘Significant Portion’ of LTE Modem Chips for iPhone 7 – Mac Rumors