iPhoneのロック解除に必要な「パスコード」。自分が設定したうえに、Touch IDを使うことが多いので、間違うことはほぼ皆無と言ってもいいでしょう。
では、パスコードを間違え続けたら、iPhoneはどうなるのでしょうか?
実際に確かめてみました。
6回間違えると・・・
パスコードを6回連続で間違えたところ、パスコードを入力できないロックアウト状態になりました。
1分間は緊急電話しか利用できず、通知センターやコントロールセンターは開けません。
1分後にふたたびパスコードを間違えたところ、今度は1回でロックアウト。しかも時間は5分間に延びました。iPhoneを再起動しても、ロックアウトは解除されません。
さらに間違えるとロックアウトは15分間、そしてもう1度間違えると1時間になります。
このロックアウト、役目は何なのでしょうか。考えられるのは、パスコードを片っ端から入力して突破を試みる「総当たり攻撃」への対策です。
パスコードの入力に手間取るようになれば、その間にiPhoneを取り戻すとか、iCloudの『iPhoneを探す』でデータを遠隔削除するといった対応に割ける時間が増えます。
ロックアウトの注意点
ロックアウト中でも、iPhoneの電源を入れてからロックを解除したことがある場合、同期したことのあるPCのiTunes・写真アプリからiPhoneのデータにアクセスできます。
データへのアクセスを完全に遮断できるわけではありません。
10回の失敗でデータを自動消去する方法
何回もパスコードを入力されるような事態に陥ったときは、データを自動で消去するようにしたい。そんなときは設定を見直してみましょう。
設定アプリの【Touch IDとパスコード】を開き、「データを消去」をオンにすればOK。
10回連続でパスコードを間違えると、iPhoneのデータがすべて消去されます。