1,500地点での計測結果が明らかになりました。
これまでLTE回線の通信速度は計算上の最大値のみが発表され、実際にどれくらいの速度で通信できるかを示す「実効速度」は未発表でした。
そこで通信を管轄する総務省が、実効速度の計測方法・場所・広告での扱いをガイドライン化。これをもとにドコモが実効速度を計測し、公表しました。
発表の中身をさっそく見てみましょう。
目次
全国10都市で49〜89Mbps
iPhone 6sを使い、10都市(秋田市・東京23区・さいたま市・富山市・大阪市・京都市・堺市・松山市・北九州市・大分市)で計測した結果は以下の通りです。
- ダウンロード速度:49〜89Mbps(毎秒およそ6〜11MB)
- アップロード速度:14〜30Mbps(毎秒1.75〜3.75MB)
計測場所(例:○○1丁目付近)・日時・ダウンロードとアップロードの平均速度といった、さらに詳しいデータはドコモのウェブページでご覧いただけます。
Androidでの計測結果はこちら。
最速はどこ?
平均ダウンロード速度で最速だったのは「大阪府大阪市住吉区長居西1丁目付近(1)」で、168Mbps(毎秒21MB)でした。
平均アップロード速度で最速だったのは「東京都荒川区荒川6丁目付近(1)」など9カ所で、40Mbps(毎秒5MB)でした。
いずれもドコモがiPhone 6sで計測した際の平均速度なので、実際にその速度で通信できることを保証するものではありません。
au・ソフトバンクの発表が待たれる
今回の結果が速いのか遅いのかは、比べられるデータがなければ分かりません。au・ソフトバンクがいつ発表するかは分かりませんが、待ち遠しいですね。