どんな故障なら保証の対象になるのでしょうか。
いざというときに頼れるのが「保証」。新品のiPhoneには、購入日から1年間の製品保証が付いています。
とはいえ、その中身を知らないと「どんなときに保証を受けられるのか」・「どんなサービスを受けられるのか」が分かりません。
そこで今回は、iPhoneの1年保証の要点をご紹介いたします。
※ 保証内容はAppleのウェブサイトでご確認ください → Apple – Legal
※ 2015年12月16日時点の情報を元にしています。内容が現在のものとは異なる可能性があります。
保証の対象は?
iPhoneだけでなく、パッケージに入っているイヤホン・充電器・ケーブルも1年保証の対象になっています。一方で、iOSやアプリは対象外です。
どんな保証が受けられるのか?
保証で受けられるサービスは「修理」・「交換」・「返金」の3つです。
修理・交換では新品のパーツやデバイスが使われるほか、性能や信頼性が新品と同等の中古パーツやそのパーツを使ったデバイスも使われます。
返金では、iPhoneの購入代金を返却します。
どのサービスを提供するかはAppleが判断するので、ユーザーが修理・交換・返金のいずれかを自ら選ぶことはできません。
バックアップは必須
修理や交換といったサービスを受ける場合、iPhoneに保存されているデータは削除されます。普段からデータをバックアップするようにしましょう。
バックアップの方法はこちらのページでご紹介しています。
→ 【2015年版】iPhoneのデータをiTunesでバックアップする方法
古いiOSを使っている場合、修理や交換の過程でiOSがアップデートされる場合があります。これが原因でアプリが使えなくなる恐れがあります。
どんな故障が保証対象?
iPhoneの調子がおかしい・故障したと思ったとき、まず最初にやることは、Appleのウェブサイトからトラブルの解決策を見つけることです。
それでも問題が解決しないときに、Appleに修理などのサービスが受けられるかを確認できます。
そのうえでAppleがサービスの提供が必要と認めた故障に限り、1年保証に基づいた修理・交換・返金を受けることができます。
保証の対象外になる故障は?
以下の故障については1年保証の対象外です。
- バッテリーや経年劣化する保護用コーティングなどの消耗品の故障
- かすり傷・へこみ・ポートのプラスチック欠損などの表面的な損傷
- 別の製品とともに使った際の損害
- 事故、乱用、誤使用、液体接触、火事、地震、ほかの外的要因による損害
- 説明書などのガイドラインに従わずApple製品を使った場合の損害
- Appleや正規サービスプロバイダ以外が行った修理・アップグレードによる損害
- Appleの許可なく改造したことによる損害
- 自然損耗やそのほかのApple製品の経年劣化による損害
シリアル番号がはがされている・汚損されている場合も保証対象外ですが、iPhoneのシリアル番号は設定アプリの【一般】→【情報】で確認できます。
シリアル番号が確認できない場合は、本体裏かSIMトレイに書かれている「IMEI」という番号をシリアル番号の代わりに使うことができます。
バッテリーの故障は対象になる場合も
バッテリーなどの消耗品の故障は、通常なら保証の対象外です。しかし、その原因が材質や製造上の問題によるものである場合、保証の対象となります。
保証期間を確かめる方法
保証の期間は、iPhoneの購入日から1年間です。保証期間内か否かを確かめるには、Appleのウェブページで調べてみましょう。
設定アプリの【一般】→【情報】を開き、シリアル番号の欄を長押し。番号をコピーしましょう。
SafariでAppleのウェブページを開きます。
アップル – サポート – サービスとサポート期間を確認する
さきほどコピーしたシリアル番号をペーストします。
(© Apple Inc.)
画面に表示されているコードを入力したら、【続ける】をタップしましょう。
(© Apple Inc.)
購入日の登録状況・電話サポートの期間・修理および修理サービスの保証範囲の3つの状況を確認できます。
「修理および修理サービスの保証範囲」が期限内であれば、Appleによる交換・修理・返金といったサービスを受けられる可能性があります。画像の場合は期限切れです。
(© Apple Inc.)
1年保証の内容とあわせて、ぜひ一度ご確認ください。
みなさんは、これまでに保証で助かったことがありますか? そのご経験をコメント欄にぜひお寄せください。