先日発売されたiPad ProのLightningポートが『USB 3.0』に対応していたことが判明しました。
USB 3.0は、iPhoneやほかのiPadが対応している『USB 2.0』に比べ、データをやり取りする速度が最大10倍ほど高速になった規格です。
iPad Proが対応したことで、2016年発売の「iPhone 7」や次期iPadもUSB 3.0に対応する可能性があります。
しかし「ある製品」がまだ未発売なので、現在はiPad ProでUSB 3.0は使えません。鍵を握る製品とは何でしょうか?
最大60MB/sから625MB/sに
USB 2.0では最大で毎秒60MBのデータをやり取りできますが、USB 3.0では最大で毎秒625MBのデータをやり取りできます。
4Kビデオや1200万画素の写真を撮れるようになった今、これまでよりも大容量のデータをPCとやり取りしています。USB 3.0への対応は必至と言えるかもしれません。
USB 3.0対応のLightningケーブルの発売はいつ?
鍵を握るのはLightningケーブルです。USB 3.0にiPhone・iPad・PCが対応していても、ケーブルが未対応ではUSB 3.0で通信できません。
そして、現在販売されているLightningケーブルはすべてUSB 2.0対応で、USB 3.0には対応していないようです。
AppleがUSB 3.0に対応したLightningケーブルの開発に取り組んでいるようですが、いつ・いくらで発売されるかは不明です。
もし発売された場合、どのように既存のUSB 2.0対応Lightningケーブルと区別できるのかも気になります。
Lightningで繋がるアクセサリも高速化?
USB 3.0対応の恩恵は、LightningでiPhoneと接続できるUSBメモリやSDカードリーダーにも及ぶと考えられます。
写真やデータをバックアップしたり、iPhoneには収まらないデータにアクセスしたりするので、高速化によって得られるメリットはかなりありそうです。
iPhoneのUSB 3.0対応、みなさんはどう思いますか? ぜひコメント欄にご意見をお寄せください。
参考
iPad Pro’s Lightning Port Supports USB 3.0 Transfer Speeds, New Adapters in the Works – Mac Rumors