iPhoneで物の重さを測れるアプリが開発されました。
iPhone 6sの新機能である3D Touchは、ディスプレイを押す力の強さを検知できます。これを応用し、物の重さを測れるのが『Gravity』というアプリです。
しかし、残念ながらAppleによる審査に合格しなかったので、App Storeでの公開は実現していません。なぜでしょうか?
不合格の理由
アプリの開発に携わった人物によれば、Gravityの説明がユーザーを誤解させるようなものだったことが不合格の理由だそうです。
App Storeには、すでに「デジタル計量アプリ」がいくつも公開されていますが、そのほとんどは実際に重さを測れないジョークアプリです。
Gravityがこれらのジョークアプリと混同され、「実際に重さを測れるアプリ」との説明がユーザーを誤解させるものだと判断されてしまったようです。
Gravityのデモ動画
実際にGravityを使っている場面を収めた動画が公開されています。最初に調整を行い、それからスプーンの上に載せた物の重さを測っていきます。
理由はほかにもある?
開発に携わった人物は、合格できなかった理由はほかにもあると考えています。
- iPhoneのディスプレイを誤って破損する恐れがある
- 3D Touchの本来の用途とは異なる使い方をしている
- 薬物使用を連想させる
これまでにもiPhoneの機能を使ったユニークなアプリが登場しています。たとえば振動モーターでパノラマ撮影するアプリや、カメラで心拍数を測るアプリなどです。
開発元はApp Storeでの公開を諦めてはいないようです。Appleの方針が変われば、App StoreにGravityが登場する日がやってくるかもしれません。
参考
Turning the iPhone 6s Into a Digital Scale — Startups, Wanderlust, and Life Hacking — Medium