設定アプリの【一般】→【ソフトウェアアップデート】でバージョンを確認しましょう。
おもに中国や台湾で広がっているiPhone向けウイルス『YiSpecter』について、AppleはiOS 8.4.1で感染しないように対策していたことを明らかにしました。2015年10月6日時点での最新バージョンはiOS 9.0.2で、対策は受け継がれています。
このウイルスは、iOSの制限やセキュリティ機能を無効にする『ジェイルブレイク(脱獄)』を行っていないiPhoneにも感染した事例が報告されています。
感染を防ぐには
Appleの発表では、2つの点が強調されています。
最新のiOSにアップデートする
2015年10月6日時点の最新バージョンはiOS 9.0.2ですが、iOS 8.4.1で施された対策は受け継がれています。
設定アプリを開き、【一般】→【ソフトウェアアップデート】で更新できます。
App Store以外からアプリをダウンロードしない
App Store以外からアプリをダウンロードした場合、それはAppleの審査を経ていないので悪質なアプリである可能性があります。
アプリは必ずApp Storeからダウンロードするようにしましょう。
Safariで「アプリをインストールしますか」というメッセージが表示されたり、「信頼されていないデベロッパ」という警告が表示されたら、操作をキャンセルしてウェブページを閉じる・問題のアプリを削除するようにしましょう。
YiSpecterによる被害
iPhoneを勝手に操作できるようです。以下はその一例です。
- アプリを勝手にインストール・起動する
- インストール済みのアプリを置き換える
- ほかのアプリに広告を表示する
- Safariの検索エンジンを変える
- ユーザーの情報を集めて送信する
「iOSは最新版にアップデートする」と「App Store以外からアプリをダウンロードしない」、この2つのルールでiPhoneを守りましょう。
参考
- Apple’s official statement on the YiSpecter iOS malware – The Loop
- Apple Responds to YiSpecter Malware, Says Fix Was Implemented in iOS 8.4 – Mac Rumors
(2015年10月7日 画像・一部文言を修正)