現場からiPhoneでお伝えします。
スイスのテレビ局がニュース番組の現場リポートや中継をiPhone 6で撮影する体制に切り替えた、という話題をウェブサイト『Cult of Mac』が紹介しています。
そのスタイルは自撮りです。リポーターがiPhoneに接続したマイクを持ち、もう片方の手ではiPhoneを装着した専用のスティックを持ちます。
iPhoneで自撮りするスタイルになった理由は何なのでしょうか。
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放送に必要なコストが減らせる
ニュース番組の撮影や中継に使うカメラ・機材は高価で、さらに機材を使うカメラマンが少なくとも1人は必要です。
iPhoneなどのスマートフォンを使えば、専用の機材を購入するよりは安く済む上に、リポーターに撮影させればカメラマンの人件費も浮きます。
問題は映像の品質ですが、テレビ局によると、iPhone 6で撮った映像は標準的なテレビカメラと比べても劣らないそうです。
過去には、高級自動車メーカーがiPhone 6でCMを撮影したこともありました。
過去にも同じような取り組み
アメリカのノースカロライナ州のテレビ局では、今年に入ってiPadで番組を撮影するテストを実施。しかし、夏の終わりには技術的な問題と放送品質の問題からテストを打ち切っています。
シカゴの新聞社では、2年前に写真撮影に関する社員をすべて解雇。記者にiPhoneを使って写真やビデオを撮影するようにトレーニングを行ったことが話題となりました。
10年後にはどうなっているのでしょうか。