海水浴やマリーンスポーツを楽しむ方は必見です。
誤って海に落としてしまったiPhone 6 Plusが、2ヶ月後に無事手元に戻ってきたという体験談がニュースサイト『Consumerist』で紹介されています。
普通ならありえない話ですが、なぜこのiPhoneは持ち主の元に戻れたのでしょうか。
ことの顛末とiPhoneの運命を分けたポイントをご紹介します。
カヤック中の事故で・・・
この体験談を投稿したehtnaerokyug氏によると、3月にカリフォルニアの海岸でカヤックを楽しんでいたときに事故は起きました。
同氏は首からぶら下げられる防水バッグにiPhoneを入れ、道中の景色を写真に収めていたそうです。しかしカヤックから不意に落ちてしまい、iPhoneも海へ放り出されます。
その後、ehtnaerokyug氏は無事に岸へたどり着きましたが、iPhoneがどこに行ってしまったのかは分からなかったそうです。
同氏は『iPhoneを探す』でiPhoneを『紛失モード』という状態に切り替え、探すのを諦めました。
2ヶ月後にダイバーが発見
5月上旬、ehtnaerokyug氏はiCloudからの通知を受け取ります。中身は、紛失モードにしていたiPhoneの電源が再びオンになったというものでした。
スキューバダイビングを楽しんでいた人物が、海底に沈むiPhoneを発見したからです。
さっそくehtnaerokyug氏は拾い主に連絡を取り、2ヶ月ぶりにiPhoneが手元に戻りました。iPhoneは落としたときと同じ防水バッグに入っており、水によるダメージはまったくなかったそうです。
運命を分けた2つのポイント
この話から、iPhoneの運命を左右したポイントは2つあったことが分かります。
1つ目は、iPhoneを防水バッグに入れていたこと。海水によるダメージを受けてしまうと、iPhoneはすぐ使えなくなってしまいます。
2つ目は、『iPhoneを探す』で『紛失モード』をオンにしたこと。この機能のおかげで誰かが拾ったことが分かりました。メッセージ機能を使えば、拾い主に連絡もできます。
紛失モードをオンにすると、iPhoneが圏外・電源オフでもインターネットに繋がったときにその旨をApple IDのメールアドレスに通知し、位置情報の追跡・メッセージの表示が可能になります。
レジャーには防水ケース+『iPhoneを探す』
電子機器が苦手とする「水没」という最悪の状況を避けるには、落とさないように注意することはもちろん、防水ケースを使うことが大切です。
ただし、水圧が高い・水勢が強い・水中で長時間放置といった状況では浸水する恐れがあります。海底に2ヶ月沈んでいても助かるケースは稀だと考えたほうが良いでしょう。
防水ケースにストラップを付け、iPhoneをなくさないようにする対策も重要でしょう。
あとからは設定できない『iPhoneを探す』
『iPhoneを探す』はなくしてからは設定できません。事前にiPhoneの設定を済ませておかないと紛失モードも使えません。
出かける前に、あるいは今すぐ『iPhoneを探す』を設定しましょう。設定方法は以下の記事でご紹介しています。
→ iPhoneを守る最後の砦「アクティベーションロック」の設定方法
紛失モードは、PCのブラウザからiCloud.comにログインして『iPhoneを探す』からオンに切り替えられます。iPhoneをなくしたときはすぐオンにしましょう。
→ iCloud
後悔しないためにiPhoneの準備もしっかりと整えて、レジャーに出かけましょう!
参考
Scuba Divers Return Guy’s Lost iPhone Months After It Fell To The Ocean Floor – Consumerist