強化ガラスってなんだろう?
ドラゴントレイルやゴリラガラスなど、アクセサリーの説明欄に強化ガラス(化学強化ガラス)と記載されているものがありますよね。
「強度6倍などすごそうなことが書いてあるけど、実際のところ化学強化ガラスってなんだろう?」と疑問に思ったので、カメラガラスやコンタクトレンズを手がける某超大手ガラスメーカーさんに「一般的な強化ガラスと化学強化ガラスの違いについて」聞きました。
普段見慣れている強化ガラスですが、こんな特徴の違いがあったんですね。
そもそもiPhoneに使われているガラスはすべて強度が高い
通常のガラス
風冷強化法でつくられます。
ガラスを高温に熱して、急激に冷やすことで強化層が形成されます。
主な用途(窓ガラス、建築用ガラス)
化学強化ガラス
高温で溶かしたカリウムの中に一定時間つけておく。ガラスのなかに入っているナトリウムとカリウムが置換されていき強化層ができます。すると、割れないガラスができる。
iPhoneに使われる強化ガラスはすべて「化学強化ガラス」です。なんと。
イオン交換の種類で2種類に分かれる
ガラスの作り方により、化学強化ガラスの中でもさらにソーダガラスとアルミノシリケートに分かれます。
▽こちらはアルミノシリケート。
ソーダガラス(青板)
工業用ガラスと一緒でカリウムの強化層が入る量が少ない。
アルミノシリケート
ソーダガラスにくらべてカリウムの置換による強化層が深く入りやすい素材のガラス
強度の違いについて
2種類とも、薄くなればなるほど特徴が出てきます。
ソーダガラス
強化層が入りにくいので割れやすい。
アルミノシリケート
強化層が入りやすいので割れにくい。
見た目の特徴
ソーダガラス
- 横から見ると緑色で、透過率が悪くクリアに見えない
- 全光線透過率90%未満
- 強化層が入りにくい
アルミノシリケート
- 透明度が非常に高い。全光線透過率93%
- 強化層が入りやすい
どんなメリットがあるの?
ソーダガラス
価格が安い。
アルミノシリケート
強度がある(ゴリラガラス、ドラゴントレイル、DCG1など)
デメリット
ソーダガラス
アルミノシリケートに比べ弱い、透明度が低い。
アルミノシリケート
コストが高くなるので、市場に合わせるのが難しい。
まとめ
iPhone用の強化ガラスは、基本的に化学強化ガラスでした。通常のガラスは窓ガラスや建築用なんですね。
さらに、化学強化ガラスにはソーダガラスと、強度があるアルミノシリケートがあります。ドラゴントレイルや、ゴリラガラスはアルミノシリケートなので、強度があるんですね。
普段使っている強化ガラスはどちらのガラスか見てみてください。
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