とくに iPhone 6 Plus ユーザーは要注意です。
ニュースサイト『9to5Mac』によると、磁石や金属を使ったアクセサリが iPhone 6 Plus の『光学式手ブレ補正』機能や、iPhone 6/6 Plus の『NFC』機能に悪影響を及ぼすことがあります。
どのような影響があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
手ブレ補正が誤作動
たとえば磁石で iPhone にレンズを装着するアクセサリの場合、iPhone 6 Plus の光学式手ブレ補正機能が誤作動してしまい、以下の動画のようにレンズが安定しません(誤作動と思われるシーンは1分25秒から)。
誤作動の理由は報じられていませんが、iPhone 6 Plus がレンズの制御に電磁コイルを使っているためと思われます。
この問題を受けて Apple は『MFi プログラム』に参加するアクセサリ企業に対して、iPhone 6/6 Plus 向けのアクセサリに磁石や金属を使うことを避けるように通達しているそうです。
Apple の公式ウェブサイトでも、iPhone 6 Plus で正常に撮影できないときは磁石や金属を使ったアクセサリを取り外して撮り比べるように、とアドバイスされています。
Get help with the camera on your iPhone, iPad, or iPod touch – Apple Support
NFCへの影響
磁石や金属を使ったアクセサリは、iPhone 6/6 Plus に搭載されている NFC 機能にも影響を及ぼすようです。
9to5Mac ではどんな影響があるのかは紹介されていません。おそらく NFC 機能を使った通信ができなかったり、読み取り機との距離を通常よりも縮めなければならなかったりするのでしょう。
この NFC 機能を使った支払いサービス『Apple Pay』は日本国内では利用できないので、大きな影響はないと思われます。
(画像:Apple)
カメラや NFC 機能を使う場面で万が一不具合に遭遇したら、まずはケースやレンズといったアクセサリを iPhone から取り外してみましょう。