今年発売される iPad Air の新モデルは、“性能強化”がメインになるかもしれません。
昨年11月にデザインを一新した iPad Air が発売されましたが、今年発売される iPad はそのデザインを引き継ぐようです。そのため、次期 iPad Air と呼ばれています。
一方で、次期 iPad Air の“中身”が強化されるとの噂もあります。新しい『A8』プロセッサを搭載して、カメラの画素数も向上するようです。
液晶生産を今月中旬から開始?
「韓国の液晶メーカー LG ディスプレイが、次期 iPad Air の液晶を今月中旬から生産し始める」と、ニュースサイト『ETNews』が報じています。
液晶のサイズは9.7インチで、解像度は 2,048×1,536px だとしています。これは現在の iPad Air とまったく同じスペックです。
中身を強化?
ETNews は、次期 iPad Air のサイズ・厚さ・重量は現在の iPad Air とほとんど変わらないと報じています。
その代わり次期 iPad Air には、処理能力を左右する【プロセッサ】と写真撮影に欠かせない【カメラ】の性能強化が期待できるようです。
A8プロセッサ
次期 iPad Air にはA8プロセッサが搭載される、とニュースサイト『9to5Mac』は予想しています。
A8 プロセッサは、iPhone 5s・iPad Air・iPad mini Retina モデルに搭載されている『A7』プロセッサの次世代版だと考えられています。
(画像:Apple)
9to5Mac によれば、A8 プロセッサの目標は「処理能力の強化」と「消費電力の削減」だそうです。このプロセッサは、iPhone 6 にも搭載される見込みだとしています。
カメラ
ETNews によれば、背面の iSight カメラが500万画素から800万画素に強化されます。前面の FaceTime カメラも画素数が強化され、120万画素から150万画素になります。
現在の iPad では利用できないスローモーション撮影や、True Tone フラッシュも導入されるかもしれません。
Touch ID
9to5Mac は、次期 iPad Air には Touch ID センサーが搭載されると予想しています。現在、Touch ID センサーは iPhone 5s にのみ搭載されています。
iOS 8 では、Touch ID を使って認証が行えるアプリを開発できます。Touch ID センサーが搭載されれば、iPad の魅力を高めることになるでしょう。
発表・発売が早まる?
ETNews によれば、次期 iPad Air の発売は昨年よりも早まる可能性があります。
昨年の iPad Air の際は、8月に主要部品の生産が始まったとしてします。その後、iPad Air は10月下旬に発表され、11月初めに発売されています。
今月中旬に生産が始まる液晶が主要部品だとすれば、昨年に比べて2ヶ月は生産スケジュールが早まっていることになります。