先週末、iPhone 6 の液晶に関するうわさが2つ報じられました。
(画像:nowhereelse.fr)
1つは iPhone 6 用「バックライト」の写真です。バックライトとは液晶の照明のことで、液晶を照らすことで表示を見やすくします。
もう1つはタッチセンサーの搭載方式です。iPhone 5s/5 とは異なる方式を使うことで、液晶の発色を改善し、タッチ感度を向上させると言われています。
新型LEDバックライトで薄型化?
中国版 Twitter とも呼ばれるウェイボーに、iPhone 6 用とされるバックライトの写真が投稿されました。
nowhereelse.fr は、この部品のコネクタが iPhone 5s 用バックライトのコネクタと似ていると報じていますが、本当に iPhone 6 用の部品なのかは分かっていません。
(画像:nowhereelse.fr)
Mac Rumors が今年2月に公開した記事によれば、Apple は新しい LED バックライトの技術を使って、新型 iPhone・iPad の薄型化を図るとのうわさもあるようです。
それによれば、新技術を使うことで、厚さ0.6ミリだったバックライトが0.4ミリになるとしています。
「TOD」方式で発色とタッチ感度を改善?
iPhone 6 の液晶には「オンセル」方式をベースとした技術が使われる、と中国のニュースサイトが23日に報じました。
iPhone 5 や iPhone 5s の液晶には「インセル」方式が採用されています。これが事実であれば、iPhone 6 では別の技術が使われることになります。
「オンセル」と「インセル」
「オンセル」とは、偏光板とガラス基板の間にタッチセンサーを組み込む方式です。液晶とは別の層にセンサーが設けるので、液晶の発色やタッチ感度への影響を減らせます。
「インセル」とは、液晶本体にタッチセンサーを組み込む方式です。薄型化しやすい反面、液晶の発色に影響したり、タッチ感度が低下したりします。
(画像:G 4 Games)
iPhone 6 では、前者の「オンセル」方式を元に開発された、Innolux 社の「Touch On Display(TOD)」方式を採用するとしています。
この Innolux 社は iPhone 6 向けの液晶を製造するメーカーとしても、うわさに名前が挙がっています。
Rumor: Apple taps Innolux to fill orders for 4.7" 'iPhone 6' displays – AppleInsider
参考(順不同)
- iPhone 6 display features reportedly revealed | BGR
- フラットパネルディスプレイ概論(6) – THE CHEMICAL TIMES(通巻222号)
- iPhone 6: Apple Switching To A New Display Type? – G 4 Games
- iPhone6屏幕确定采用On-Cell技术,分析人士称为显示产品趋势 – 老杳吧微信号:jiweinet
- Apple Likely to Slim Down iPhone and iPad with Thinner and Lighter Backlights – Mac Rumors
- Alleged iPhone 6 Backlight Panel Depicted in New Photos – Mac Rumors
- iPhone 6 : Des photos du panneau de rétroéclairage de son écran ?! – nowhereelse.fr
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