ついに iPhone がおサイフケータイになるかもしれません。
BrightWire によると、Apple と中国のユニオンペイ(中国銀聯)とモバイル決済に関する契約を結びました。
NFC に対応した iPhone のPassbook アプリとユニオンペイの「QuickPass」に対応したレジで、iPhone を使った支払いが可能になるとしています。
さらに同記事では、すでにユニオンペイが iPhone に対応したシステムの開発に着手しており、Apple も iPhone 6 で NFC に対応する可能性が高い、と報じています。
ユニオンペイ・QuickPassとは?
ユニオンペイは、中国内外の加盟店で使える決済サービスを提供しています。このサービスで利用できるのが「銀聯カード」です。
銀聯カードは、支払うと口座からすぐに引き落とされる「デビットカード」やクレジットカードの機能を持っています。
そのユニオンペイが新たな決済手段として提供しているのが「QuickPass」です。
近距離で無線通信を行う NFC で、ユニオンペイが提供する決済サービスを利用できます。中国版の「おサイフケータイ」と言えるでしょう。
iPhone 6はNFCに対応するのか?
QuickPass は NFC を活用した決済手段です。BrightWire の報道が事実であれば、iPhone から同サービスを利用するには NFC に対応する他ありません。
すでに NFC は様々なスマートフォンが対応しているので、技術的な障壁は少ないと考えられます。
KGI 証券の Ming-Chi Kuo 氏も、iPhone 6 は NFC に対応すると予測しています。同氏の Apple 製品に関する予測は、比較的正確と言われています。
iPhone 6は日本でおサイフケータイとして使える?
日本と欧米では、NFC のデータを暗号化する方法が異なっています。
そのため、海外で開発されたスマートフォンは日本でおサイフケータイとして使えなかったり、仕様変更が必要になります。
この問題を解決する SIM カードが開発されているので、iPhone 6 とその SIM カードを組み合わせることで、日本でもおサイフケータイとして使えるかもしれません。
Touch IDと組み合わせてセキュリティ向上?
iPhone 5s で採用された指紋認証機能「Touch ID」を使うことで、不正使用を防ぐことも可能だと考えられます。
NFC を使って決済する場合、利用者の本人確認は行われません。
決済の前に Touch ID センサーに指を当てることで本人確認を行い、問題がなければ決済を行う仕組みを導入すれば、安全性が増します。
指紋認証と NFC の組み合わせは決済だけに留まりません。
Computerworld に掲載された記事では、NFC を使った入室認証システムにスマートフォンの指紋認証を加えれば、その信頼性が向上すると指摘されています。
Why an NFC iPhone Could be Big for Enterprise Security – Computerworld
参考(順不同)
- Apple’s next iPhone likely to include NFC payment function; company has reached agreement with Chinese interbank network – source – BrightWire
- Apple Reportedly Integrating NFC Technology into iPhone 6 – Mac Rumors
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