まだリリースされていない iPad 版の Office アプリですが、先週末に新たなニュースが報じられました。
ZDNet によると、昨年から噂されている iPad 版 Office は依然として開発中です。
(画像引用元:Office Web Apps)
さらに Microsoft の幹部らは、iPad 版 Office が早く完成した場合には Windows 8 版よりも先にリリースすることを許可したようです。
具体的なリリース時期は不明ですが、ZDNet の記者が聞いた話によれば「2014年の前半」としています。
専用アプリこそないものの、現時点でも iPad の Safari から Office Web Apps で書類を作成できます。
これまでの方針を転換
これまで Microsoft はタッチ操作に対応した Windows 8 版 Office の開発を優先し、その完成後に iPad 版 を開発・リリースすると言われていました。
昨年10月には Microsoft の CEO スティーブ・バルマー氏も同様の発言をしています。
マイクロソフトCEOが「iPad版Office」に言及。Windows版の後に公開。
この方針が昨年末に変わり、冒頭でご紹介したように、先に完成した方の Office をリリースすることになったようです。
利用条件は不明
iPad 版 Office の開発・リリースを巡る状況は漏れ伝わってきていますが、そのアプリを利用するための前提条件は分かっていません。
Office 365の契約が必須?
以前から「Office 365 の契約が必要になる」との噂があり、ZDNet の記事もこれを取り上げています。
Office 365 は最新版 Office ソフトウェアの他に、メール・ストレージサービスなどを月額・年額で提供するサービス。日本では企業向けに提供されています。
現に先行リリースされている iPhone 版アプリは Office 365 契約者向けです。
日本から利用できるのか?
先の iPhone 版アプリは、日本の App Store では公開されていません。
Office Mobile for Office 365 subscribers – App Store
なお、Office 公式ブログによれば、昨年6月の段階で「日本市場での提供は予定されていない」「提供については引き続き検討する」としています。
今回の ZDNet が報じる Microsoft 幹部の方針転換が事実であれば、iPad 版のリリースと同時に日本での提供も始まるかもしれません。
ZDNet の記者によれば、iPad 版 Office は2014年の前半にリリースされるとしていますが、昨年には2014年秋に登場するとも噂されていました。
iPhone/iPadで使えるOffice公式アプリは2014年秋に登場?