現地時間2月4日に、Apple はワイヤレス充電パッドに関する特許を取得しました。
(画像引用元:USPTO)
「充電パッド」はワイヤレス充電に対応したデバイスを置くことで、それを充電できる板状の装置。すでに様々な商品が登場しています。
今回 Apple が取得した特許では、iPhone の置き方で充電・同期といった機能をコントロールできる点が特徴です。
さらに Apple は、iPhone を置くと同期できるパッドをノート PC に内蔵することも考案しています。
iPhoneの置き方でコントロール?
特許によれば、充電パッドにはセンサーが内蔵されており、これで iPhone がどのように置かれているのかを検知するようです。
例えば、ディスプレイを上にして置いた場合は同期と充電を行い、ディスプレイを下にして置いた場合は充電のみを行う、といった具合です。
(画像引用元:USPTO)
さらに iPhone の側面を下にして置けば iPhone の診断を行う、といった機能も考案されています。
(画像引用元:USPTO)
加えて、充電パッドを経由、あるいはパッドに置いたことをきっかけに Wi-Fi などを使って iPhone とオーディオ機器などが接続されることも考案されています。
(画像引用元:USPTO)
例えば、帰宅後に iPhone を充電パッドに置いただけで充電・同期が行われ、同時にリビングの AirPlay 対応スピーカーと接続して音楽を再生する…といった事ができるようになるかもしれません。
ノートPCに同期が行えるパッドを内蔵?
Apple は特許の中で、PC と同期が行えるパッド、正確にはドッキング・ステーションを内蔵することにも触れています。
例えば MacBook のパームレスト部分に iPhone を置くと、Wi-Fi や Bluetooth 経由で iTunes・iPhoto との同期が行われる、というものが考えられます。
Wi-Fi を使った iTunes との同期はすでに利用できるので、iPhone を置いたことを検知させる方法さえあれば実現できる仕組みです。
実現されれば iTunes との同期がより簡単になりそうです。
ただし、Apple は申請・取得した特許をすべて自社製品に活用している訳ではなく、この特許も日の目を見ない可能性があります。