市場調査会社 IHS によると、大型液晶を搭載すると噂の iPad Pro はまだ試作段階にあるようです。
iPad Pro は iPad Air よりも大型の液晶を搭載し、その大きな画面を活かせるビジネス・教育現場・プロ向けの製品になると噂されています。
直近では、iPad Pro は2014年の7〜9月に発売されると報じられていました。
果たして iPad Pro は発売されるのでしょうか?
まだ試作中?
CNET のインタビューに答えた IHS 社の Rhoda Alexander 氏によれば、製造業者は液晶パネルのサンプルを受け取り、iPad に関する製品を試作しているようです。
液晶パネルの量はサンプルを製造できるほどに限られており、大量生産に備えて液晶パネルが出荷されたとの情報はないとしています。
加えて「様々なサイズの液晶パネルが報告されており、その中には12.85インチの液晶も含まれている」と述べています。
液晶業界の分析を行う DisplaySearch 社は、iPad Pro は12.9インチ液晶を搭載して解像度は2,732×2,048px ではないか、と予測しています。
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教育現場には不向き?
さらに Alexander 氏は「教育現場では iPad 2 がいまだに使われている」と指摘。
iPad 2 よりも大型で高価になると思われる iPad Pro が、果たして教育現場向けの製品として成功するのかを疑問視しています。
ただ、最近の iPad Pro の噂ではビジネス・プロ向け製品とも考えられるようになっており、ターゲットを教育現場に絞った製品ではない可能性も出てきています。
Alexander 氏の分析やこれまでの噂が正しければ、iPad Pro は教育現場向けではなく、ビジネス・プロ向けの製品として発売されるのかもしれません。