ニューヨーク市で iPhone・iPad などの Apple 製品の盗難が増えています。
市警察の発表によれば、2013年に発生した窃盗事件のうち 18% が Apple 製品の盗難。
件数にすると8,465件で、2005年からニューヨーク市では Apple 製品が盗まれる事件が増え続けています。
アメリカの話とはいえ、日本でも同様の被害に遭う可能性は十分に考えられます。
そこで知っておきたいのが「どんな場所・手口で iPhone・iPad が盗まれるのか?」と「iPhone・iPad の盗難対策」です。
公共交通機関で盗まれやすい
Wall Street Journal によれば、ニューヨーク市で起きている窃盗事件の多くは公共交通機関で起こっています。
乗客のほとんどが自分のスマートフォン・タブレットなどに集中しているので、周囲に対する注意が散漫になっているからです。
では、実際にはどのように盗まれているのでしょうか? ニューヨーク市警が手口と対策をまとめた動画を YouTube で公開しています。
上記の例が日本にも当てはまるかは分かりませんが、注意が散漫になっている所を狙う・注意を逸らして金品を盗む事件は起きているので、対策は不可欠でしょう。
対策
「iPhoneを探す」をオンにする
iTunes Store・App Store で使っている Apple ID で、iPhone を追跡・遠隔削除・ロックできます。
さらに iPhone のアクティベーションには Apple ID のメールアドレスとパスワードになるので、盗難後の利用・転売を阻止できます。
左:「iPhoneを探す」機能をオンにするには、設定アプリを開き…
右:【iCloud】をタップ。
さらにバッテリーが切れる前に iPhone の現在地を通知する「FINAL SHOUT」というアプリを併用するのもオススメです。
FINAL SHOUT: iPhoneのバッテリーが無くなる直前に位置情報をメールしてくれるアプリ。無料。
パスコードと自動ロックを設定する
iPhone のロックを解除する際にパスコードを要求するように設定しましょう。iPhone 5s の場合は Touch ID も活用すると便利です。
さらに「自動ロック」を設定しておけば、iPhone を放置しておいても自動的に iPhone がロックされるので安心です。
左:設定アプリを開いて【一般】をタップ。
右:【自動ロック】と【パスコードロック】を設定しましょう。
【パスコードロック】では「パスコードを要求」を【即時】に設定しておくと安心です。
シリアル番号をメモする
シリアル番号は iPhone・iPad に割り振られている識別番号です。これを控えておけば、盗難に遭っても手元に戻ってくる可能性が増えます。
iPhone のシリアル番号は、設定アプリを開いて【一般】>【情報】の順にタップすると確認できます。
周囲に注意する
先ほどの動画のように、公の場所で注意が散漫になっていると iPhone・iPad を盗まれる「ひったくり」に遭う可能性が増えます。
特に通話中は相手の声に集中しがちなので、気をつけましょう。