AppleがTwitterの流行を分析する企業を買収。その意図とは?

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Apple が、ソーシャルメディアの流行・影響力の強いアカウントなどを分析できるサービスを提供する Topsy を買収しました。

Topsy


(画像引用元:Topsy)

Apple とソーシャルメディアはあまり関連がないと思えますが、App Store でアプリの人気が急上昇する背景には Twitter での人気が関係するとの分析もあります。

したがって、ソーシャルメディアの流行を分析して取り入れることで、より的確な「オススメ」ができる可能性があります。

目次

Appleが買収した「Topsy」とは?

Topsy は、Twitter と Firehose 契約を結んでいる企業です。「Firehose」は Twitter へのアクセス制限がないので全ツイートを取得できます。

Topsy


(画像引用元:Topsy)

一般公開されている方法ではアクセス制限があるため、全ツイートを取得することは困難です。Twitter の流行を分析する上で Firehose は必須と言えます。

Topsy はこうして取得したデータを元に、Twitter で流行りつつあるキーワードを分析できる・影響力が強いアカウントを探せるサービスを提供しています。

国内でも NTTデータが同様のサービスを展開しています。

ソーシャルメディアを分析する意味

口コミは人気のバロメーターとも言われますが、Twitter などのソーシャルメディアではそれが目に見える形で残るため、実際の口コミよりも分析・活用しやすいのが特徴です。

したがってソーシャルメディアを分析すれば、商品・サービスを売り込む上で、より効果的な宣伝・販売方法を考えることができます。

ソーシャルメディアには一定の傾向があるとはいえ、多くのユーザーが利用しています。

したがって、メディア全体の流行を探れば、ソーシャルメディアを利用していない人たちの琴線に触れるものを発見できる可能性もあると考えられます。

App Store・iTunes Radio・iAdに活用?

Apple がこうしたデータを活用するサービスとして考えられているのが「App Store」「iTunes Radio」「iAd」です。

App Store は iPhone/iPad からアプリをダウンロード・購入できるサービスですが、アプリをお勧めする上でソーシャルメディアの分析が役立ちそうです。

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iTunes Radio は曲を無料で聴けるサービス。現在はアメリカでのみ提供されており、曲の間に広告を挟むことで広告費を得ています。こちらも曲のお勧めに利用できそうです。

iAd は開発者がアプリに組み込んで広告費を得られるサービスです。

利用者が広告を出すこともできるので、その成果を分析する術としてソーシャルメディアへの影響も調べられるようになれば、より効果的な広告サービスになるかもしれません。

さらに、Apple の宣伝・広告のほかに Apple Store のキャンペーンなどの効果・影響を分析する上でも活用されることが考えられます。

参考(順不同)

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