Wall Street Journal によると、iPhone 5s の組み立てを担当する Foxconn が生産能力を強化。出荷される iPhone の数が増えているようです。
この影響で、アメリカ・中国の Apple Online Store では iPhone 5s の出荷予定日が「3〜5営業日」に短縮された、と WSJ は報じています。
日本国内で販売される iPhone 5s も Foxconn が組み立てを行っていると見られるので、国内でも在庫状況がさらに改善されると考えられます。
さらに入手難と言われる iPad mini Retinaディスプレイモデルも、年末商戦に合わせて増産を行っているとの噂が報じられています。
1日に50万台のiPhone 5sを生産
WSJ の取材に対して Foxconn 幹部は匿名で、中国河南省の鄭州市にある工場で6万人の従業員が iPhone 5s を生産している、と述べています。
その結果、1日に50万台の iPhone 5s を生産できているとしており、これは今までの中で最も生産数が多いとする一方、手間もかかっているようです。
iPhone 5 や iPhone 5c では1つの生産ラインに500人の従業員で済むところを、iPhone 5s は600人の従業員を必要とする、と前述の幹部は WSJ の取材で述べています。
iPad mini Retinaモデルも増産?否定的な意見も。
台湾のニュースサイト Digitimes によれば、「生産上の問題」が解決したので、11月に Apple は約400万台の iPad mini Retina モデルを発注したようです。
「生産上の問題」とは iPad mini Retina モデルのディスプレイ。発売前から焼き付きが起こる・生産が難しいと噂されていました。
仮にこの問題が解決できたのであれば、iPad mini Retina モデルの増産が可能となるので Apple Store などの小売店に入荷する数も増えます。
一方で 9to5Mac は、年末商戦を含む期間の生産・出荷数が220万台になるとの KGI 証券の予測を根拠に、Digitimes の報道には否定的です。