iPhone でドアのロックを解除できるだけでなく、家族・親しい友人に鍵を貸すことも簡単になる「August Smart Lock」をご紹介します。
(画像引用元:August)
August Smart Lockで出来ること
iPhone とは Bluetooth で通信するので、ドアに近づけば自動的に解錠されます。これまで通り、実物の鍵で解錠することもできます。
(画像引用元:August)
家族・友人にバーチャルな「鍵」を貸したい場合は専用アプリから招待状を送信。友人・家族も専用アプリをインストールして招待に応じれば、ドアのロックを解除できます。
便利なのが「貸した『鍵』で解錠できる期間を設定できる機能」。特定の時間・日だけ入室を許可したい場合に重宝します。
さらにドアの開閉状況を、誰が行ったのかも含めて記録・確認できます。こうした機能は実物の鍵には持たせられません。
専用アプリには複数の「鍵」を登録することもできます。
セキュリティは大丈夫?
Bluetooth でやり取りする通信内容は、オンラインバンキングで使われる技術を用いてセキュリティを確保しているとアピールしています。
さらに、実物の鍵のように知らない間に複製されることもないとしています。
本体は乾電池2本で動いているので、停電・インターネットに接続できない状況になってもバッテリが続く限り、動作し続けるようです。
電池の交換時期になるとアプリが知らせてくれます。解錠時にそうしたデータをやり取りしているものと思われます。
仕様・価格・発売時期
August Smart Lock はドアの内側に装着します。本体の直径は8.3センチほどで、厚みは5センチほどあります。
(画像引用元:August)
装着する際にドアのロック機構を変えたり、ドアそのものを改造する必要はないとしていますが、アメリカ向けの内容なので日本のドアに合うかは分かりません。
通信には Bluetooth を使うとしていますが詳細は不明。iPhone のほか、Android・BlackBerry・Windows Phone 8 に対応するようです。
Bluetooth 機器を日本で使う場合、基本的には総務省が発行する技術基準適合証明が必要になるため、このままの状態では国内で使えない可能性が大です。
価格は199ドル(約2万円)で、発売は2014年春としています。現在は公式ウェブサイトで予約を受け付けています。