Korea Times によると、Apple の注文に応じて韓国の液晶メーカーが iPad 向けの12.9インチ液晶を生産しているようです。
現在販売中の iPad Air は9.7インチ、iPad mini は7.9インチの液晶を搭載しています。噂が事実であれば、より大型の iPad が発売されることになります。
以前から大型 iPad の噂はありました。5月には iPad Maxi という名前で噂が伝えられたほか、Wall Street Journal も同様の報道を行っています。
ただ、これまでは「協議中」「試作した」「テスト中」との噂ばかりで、パーツの生産が始まったとの話はありませんでした。
液晶の画質はUHD相当?
Korea Times が消息筋から得た証言によると「大型 iPad の液晶は画質が向上しており、 Ultra High-Definition(UHD)相当になる」ようです。
ここで言われている「UHD」が具体的にどれくらいの解像度を指すのかは、もともとの言葉の定義があいまいなので分かりません。
液晶産業の分析を行う DisplaySearch 社が以前に発表した予測では 2,732×2,048px になるのではと見られています。
これは iPad Air・iPad mini Retina モデルの 2,048×1,536px よりも高い数字ですが、ピクセル密度は 265ppi ほどと iPad Air とほぼ同じです。
消息筋は「来年発売」説を支持
これまでにも大型 iPad は2014年にも発売されると噂されてきましたが、Korea Times が取材した消息筋も「来年の早い時期に発売される」と主張しています。
こうした主張に根拠があるかは分かりませんが、サムスンが12インチほどの液晶を搭載したタブレットを発売するとの噂も関係しているかもしれません。
9to5Macは慎重論
この噂に対して 9to5Mac は、大型 iPad が出る可能性は否定できないものの、他の情報源から同様の情報を入手できていないことを理由に慎重な評価を下しています。
一方で AppleInsider は「iPad Air」という名前が登場したことで、MacBook Air に対する MacBook Pro のように「iPad Pro」が登場する可能性があると伝えています。
大型 iPad はプロユーザー向けの iPad になるとの考え方ですが、そうなると価格が iPad Air よりも大幅に高くなることが予想されます。