一部のiPad mini Retinaディスプレイモデルで、液晶に残像現象が起きることが確認されています。
「残像現象」とは、前に表示していた画面が薄く表示されてしまう現象。いわゆる「焼き付き」とは異なり、一時的な症状です。
ただ、こうした現象は全ての iPad mini Retinaディスプレイモデルで起きている訳ではありません。さらに専用のテストを行わない限り、ほとんど気がつかないようです。
残像現象が起こるかをチェックする方法
まず設定アプリを開き、【一般】>【自動ロック】をタップ。【しない】に設定します。テスト終了後は元の設定に戻しましょう。
次に Marco Arment 氏が制作したウェブページに Safari でアクセスします。
Retina MBP (rMBP) image-retention test
すると、確認メッセージが表示されます。
このテストが液晶に永久的なダメージを残すとは思えないが確かではないこと・このテストを行うのであればウェブページの製作者は責任を負えないことが述べられています。
AppBank においても同様で、このテストを行う際は自己の責任で行ってください。
この画面を10分間表示します。その間、iPad には触れないでください。
10分が経過すると画面がグレーに切り替わります。
この時、前に表示していた白黒のグリッドが薄く表示される場合には残像現象が起きています。時間が経つと残像は消えるはずです。
ディスプレイの問題なのでスクリーンショットには現れません。
(Mac Rumors より)
このテストは画面表示の縦・横は関係ないようです。
著者のiPad mini(非Retina)でも残像現象を確認
著者が所有している Retinaディスプレイモデルではない、初代 iPad mini でこのテストを行ったところ、上記写真と同様に残像現象が起こりました。
iPad mini Retinaディスプレイモデルには、軽度の焼き付き現象が起こるためにディスプレイの生産が滞っているとの噂もありました。
しかし、この残像現象は新たに発売された iPad mini Retinaディスプレイモデル特有の現象とは言えないようです。
残像を確認できた場合はどうすれば良いのか?
簡単に出来る対策は10分以上同じ画面を表示しないことです。テストの結果から考えれば、残像現象は同じ画面を10分ほど表示すると起こります。
同じ画面を表示する時間が長いほど残像が残る時間も長引くかは分かりませんが、店頭のディスプレイなどに使う場合には要注意でしょう。
Apple のサポート窓口・Apple Store の Genius Bar で修理・交換を求めることもできますが、Apple が応じるかは分かりません。