Apple が「About the new iWork for Mac: Features and compatibility」と題したサポートページを公開しました。
この中で Apple は、2009年公開の Mac 版 Pages・Numbers・Keynote で利用できた一部の機能を、最新の Mac 版アプリに追加することを明らかにしています。
TechCrunch によれば、最新版の Pages・Numbers・Keynote はデザインを一新したものの、一部ユーザーからは便利な機能が無くなったという批判もありました。
Apple は、以下の機能を最新版の iWork for Mac に追加するほか、全く新しい機能も今後のアップデートで追加するとしています。
Pages
- ツールバーのカスタマイズ
- 垂直方向の定規
- 配置ガイドの強化
- オブジェクトの配置機能の強化
- 文字数カウント機能の強化
- スタイルに関するキーボードショートカット
- サムネイル表示からページ・セクションを管理
Numbers
- ツールバーのカスタマイズ
- ウィンドウの配置と拡大表示機能の強化
- 複数の列・範囲の並び替え
- セルにおける文章の補完入力機能
- ページのヘッダとフッタ
- AppleScriptのサポートを強化
Keynote
- ツールバーのカスタマイズ
- 古いトランジションとビルドを復活
- プレゼンを行う側の表示を強化
- AppleScriptのサポートを強化
削除していなければ古いバージョンも利用可能
最新版の iWork にアップデートした後でも、Mac から削除していなければ2009年版の Pages・Numbers・Keynote が利用できます。
これらの古いバージョンのアプリは、アプリケーションフォルダの中にある「iWork ’09」というフォルダの中に移動されています。
最新版で作成・編集したファイルを2009年版で開くには?
2009年版と最新版の iWork ではファイル形式が異なります。2009年版で作成したファイルを最新版 iWork で開くことはできますが、その逆は不可です。
2009年版で開けるファイルを作成するには、最新版の Pages・Numbers・Keynote でファイルを開き、【ファイル】メニューの【書き出す】>【○○○ ’09】を選びます。