AppBank の主任です。
開発者にアプリの利用状況を調査できるサービスを提供する Localytics が、iPhone 5s と iPhone 5c のシェアの比率を公表しました。
このデータによれば、これまで否定的な意見が多かった iPhone 5c は iPhone 5s とのシェアの差を徐々に詰めているようです。
アメリカでの比率は「3.0」から「1.9」に
iPhone 5s/5c 発売当初のアメリカ国内での比率は「3.0」。3台の iPhone 5s に対して1台の iPhone 5c と大きな差がありました。
4週間が経過した時点では、その差は「1.9」にまで縮まります。1.9台の iPhone 5s に対して1台の iPhone 5c が使われていることになります。
(画像引用元:iPhone 5c narrowing 5s’ lead and what to expect from Apple’s 10/22 iPad Launch Localytics)
世界全体では依然として大きな差があるも…
世界全体で見た場合、発売当初の比率は「3.3」。4週間後には「2.3」まで減少します。
アメリカ国内に比べると依然として大きな差はありますが、iPhone 5s/5c の比率が下降傾向にあることは間違いないようです。
(画像引用元:iPhone 5c narrowing 5s’ lead and what to expect from Apple’s 10/22 iPad Launch Localytics)
iPhone 5sの生産が需要に追いついてからが正念場?
Mac Rumors は、iPhone 5s の生産が需要に追いついていないのに対し、iPhone 5c は在庫が潤沢であることを指摘。その結果、Localytics のデータが消費者の需要を正確に表しているとは言えないと評しています。
確かに iPhone 5s は欲しくても在庫がないので買えない・予約したけどまだ届いていない場合が多いと考えられる一方、iPhone 5c は在庫が豊富なのでシェアは増えやすいです。
iPhone 5c には iPhone 5s にはない「デザイン」の魅力があるので今後シェアを伸ばす可能性があるとの分析もありますが、iPhone 5c の「魅力」が試されるのは iPhone 5s の在庫が潤沢になってからかもしれません。