AppBank の主任です。
C科技によると、iPhone 5s のホームボタンを囲む「リング」の塗装が剥げる事例が中国で報告されています。
iPhone 5s では、サファイアクリスタル製のホームボタンの下に指紋センサーを内蔵。それを囲むステンレススチール製リングは、指を感知して指紋読み取り機能を起動するセンサーでもあります。
今回 C科技が紹介している事例では、スペースグレイの iPhone 5s を購入して3日後にリングの塗装が剥げていることに気付いたそうです。
リング上部に色が明るくなっている部分があり、そこの塗装が剥げてしまったようです。右上にも塗装が剥がれている箇所があります。
(个例吗?iPhone5S Home键出现掉漆现象 | C科技掲載の写真を加工したもの)
C科技の記事では、問題の iPhone 5s がどのように扱われていたのかが不明なので原因が製造工程にあるのか、使い方にあるのかは分かっていません。
iPhone 5でも塗装が剥げた
金属を塗装する方法はいくつかありますが、リングは「陽極酸化皮膜処理(アルマイト処理)」によって着色されているものと思われます。
この手法は iPhone 5 のブラック&スレートモデルでも使われていますが、堅い物が塗装面に当たると塗装が剥げてしまいます。
今回も堅い物、例えば金属がリングに当たったことが原因かもしれません。
たとえ今回の原因ではなかったとしても、指輪などが iPhone 5s の塗装剥げの原因となりかねないので注意が必要です。
ゴールドでも発生する?
スペースグレイと同様に、ゴールドの iPhone 5s でもリングは着色されていると思われるので、こうした現象が起こる可能性は十分考えられます。
一方、シルバーは他の色と同様に耐久性を上げる処理は行われているが塗装は施されていない、あるいは塗装が施されていても地金との色の違いがあまりないため、目立たないと思われます。