AppBank の主任です。
Apple が、自社製ではない iPhone/iPad/iPod の充電器を下取り、ユーザーが10ドル相当で純正充電器を購入できるプログラムを発表しました。
現時点で対象となっているのはアメリカ・中国の Apple 製品ユーザー。日本ではまだ発表になっていません。
以下の画像は Apple が実施しているプログラム一覧を比較したもの。左がアメリカ版、右が日本版のウェブページです。
日本版のウェブページには、今回発表された「USB Power Adapter Takeback Program」に相当するプログラムがありません。
下取りを受けるには、Apple Store や認定販売店に最低1つの非純正 USB 充電器と iPhone/iPad/iPod を持ち込む必要があります。
プログラムの実施期間は、アメリカでは8月16日〜10月18日、中国では8月9日〜10月18日となっています。
転売を防ぐため、プログラムの適用は1台の iPhone/iPad/iPod に対して1回のみ。これを確認するために iPhone/iPad/iPod を持ち込む必要があります。
Appleがこのプログラムを始めた理由は?
Apple は発表の中で「偽の充電器・サードパーティ製の充電器が適切に設計されておらず、それが安全の問題につながっている例も報告されています」と記しています。
これは先月発生した、非純正充電器の使用による感電事故を指していると思われます。
そこで Apple は「ユーザーが適切に設計された充電器を入手できるよう、このプログラムを発表します」とプログラム開始の理由を説明しています。
一方で、上記文章の前には「すべてのサードパーティ製充電器がこうした問題を抱えている訳ではありませんが」とも前置きをしています。
充電器が純正品か否かを確認する方法
以下の Apple のウェブページで純正充電器の見分け方が分かります。
参考(順不同)
- Following electrocution controversy, Apple to offer USB power adapter replacements | 9to5Mac
- USB Power Adapter Takeback Program