AppBank の主任です。
FanaticFone.com が、「iPad 5」用とする背面パーツを公開しました。
サイズは 24×16.8 cm、重さは100グラムほどだそうです。縦の長さは現行の第4世代 iPad とほぼ同じですが、幅が2センチほど狭くなっています。
(画像引用元:iPad 5 Rear Housing Hands on! | Cell Phone News and Rumors From Fanatic Fone)
音量調整ボタン用と見られる穴は「+」「−」で分かれているほか、底部には Lightning コネクタの左右に丸穴が空けられています。これらの点は iPad mini のデザインとほぼ同じです。
(画像引用元:iPad 5 Rear Housing Hands on! | Cell Phone News and Rumors From Fanatic Fone)
FanaticFone.com ではこの他にも写真が掲載されています。
過去にはブラック&スレートモデルのパーツも流出
過去には 9to5Mac が、ブラック&スレートモデルの iPad 5 用背面パーツと思われるものを掲載しています。
(画像引用元:Is this the back of Apple’s redesigned fifth-generation iPad? | 9to5Mac)
背面パーツの内部側を見ると Apple ロゴのパーツは見えません。これは現行の iPad mini の背面パーツにも見られる特徴です。
(画像引用元:Is this the back of Apple’s redesigned fifth-generation iPad? | 9to5Mac)
Appleロゴの色と構造の謎
その色合いから今回のパーツはホワイト&シルバー用と思われますが、背面側の Apple ロゴがいずれの写真にもはっきりと写っていません。
FanaticFone.com は、 Apple ロゴの色はシルバーだと主張していますが、第4世代 iPad 同様に、埋め込まれている Apple ロゴのパーツの背面は黒色に見えます。
この点がなぜ重要なのかというと、iPad 5 が iPad mini 風デザイン・カラーになるとすれば、Apple ロゴも iPad mini と同様の色になると思われるからです。
つまり、Apple ロゴはブラック&スレートではスレートに、ホワイト&シルバーではシルバーになる可能性が高いと考えられます。
第4世代 iPad ではカラーに関係なく Apple ロゴは黒色です。以下の写真は第4世代 iPad と現行の iPad mini を比較したところ。
もう1つの謎があります。それはその構造です。
これまでご紹介した iPad 5 用と思われる、ブラック&スレート色の背面パーツには、その内部側から Apple ロゴのパーツを見ることができません。
iFixit で現行の iPad mini が分解されている写真を見ても、やはり内部側から Apple ロゴ用のパーツは見えず、平らです。
(画像引用元:iPad Mini Wi-Fi Teardown – Page 3 – iFixit)
これらのパーツでは、おそらくその表面 を Apple ロゴの形に削って光沢を持たせています(あるいはその逆)。ですから、パーツもそれ用の穴も必要ないと考えられます。
一方で、今回ご紹介しているパーツには Apple ロゴの形に穴が空いていると考えられ、そこにパーツが埋め込まれています。この構造は現行の第4世代 iPad と似ています。
その他の特徴はこれまでの iPad 5 用パーツと思われるもの・iPad mini のパーツと酷似しているだけに、なぜこの部分だけ構造が異なるのかは非常に気になるところです。