AppBank の主任です。
9to5Mac によると iOS 7 の開発キットに含まれるファイルから、第二世代 iPad mini と思われる機種の情報が見つかりました。
第二世代 iPad mini の情報と思われる根拠は、機種を識別する ID です。
Apple は内部向けに Apple 製品に ID を割り振っており、現行の iPad mini に割り振られているのは「iPad2,5」「iPad2,6」「iPad2,7」です。
今回見つかったのは「iPad2,8」「iPad2,9」「iPad2,10」という ID で、第二世代 iPad mini を指す可能性があります。
(画像引用元:Apple has A6-based iPad mini without Retina display in the works | 9to5Mac)
3つの ID がある理由は、現行の iPad mini と同じく、Wi-Fi 版と2つの Wi-Fi+Cellular 版があるからではないかと考えられています。
A6搭載の根拠は?
上記画像の「Platform」に注目して頂くと分かりますが、そこには「s5l8950x」という文字列があります。
これはプロセッサの種類を示すコードと考えられており、9to5Mac によれば iPhone 5 が搭載している A6 プロセッサ(S5L8950X)と同じ文字列です。
Retina Display非搭載の根拠は?
9to5Mac は、Retina Display を搭載した iPhone/iPad にある「@2x」コードが「iPad2,8」「iPad2,9」「iPad2,10」には用意されていないことを根拠としています。
Retina Display を搭載したデバイスでは、アプリに含まれる画像のうちファイル名に「@2x」が付いたファイルを優先して読み込みます。
こうすることで Retina Display 搭載デバイスでは高解像度な画像を、非 Retina Displa 搭載デバイスでは低解像度な画像を表示させられます。
したがって、この「@2x」コードが用意されていないという事は、そのデバイスの液晶は Retina Display ではないと考えられます。
発売はクリスマス商戦前か
これまでの噂では、液晶は従来通りでプロセッサを A6 に変更、より薄く・軽くなった第二世代 iPad mini がクリスマス商戦前に発売されると言われています。
一方で Retina Display を搭載した第3世代 iPad mini は、2014年の早い時期に発売と予想されています。
参考(順不同)
- Apple has A6-based iPad mini without Retina display in the works | 9to5Mac
- iOS 7 Beta Suggests Non-Retina A6-Powered iPad Mini in Development – Mac Rumors